五日市高校が3校同時の国際交流
広島市佐伯区の県立五日市高校(沖田浩二校長)が9月24日、マレーシアとインドネシアの学校とオンラインで国際交流を図りました。3カ国の生徒たちが、国境・学年を超え合同で班をつくり各国の課題などオンライン会議で話し合った成果を英語で発表。五日市高にとって3校での合同国際交流は初めての試みで、生徒たちは異文化への理解を深めました。コロナが収束したときには訪れることを約束していました。
五日市高は、2016(平成28)年に海外姉妹校を提携しているマレーシアのSBPIコンバック校であったILCに参加しました。同じく訪れていたインドネシアのチカル校との交流がスタート。翌年・翌々年はチカル校が、五日市高に来校。19(令和元)年に訪れた際に、正式に海外姉妹校を締結しました。
昨年もチカル校が訪問予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止に。代わりにオンライン交流を実施。今年はゴンバック校が加わり、3校合わせて71人の生徒が7つの合同班を結成。8月から3回の合同会議を開き、生徒自らテーマを決め課題解決に向け取り組んできました。
テーマは、「コロナ禍の観光問題」や「英語の授業ー3カ国比較と改善」「年間行事とゴミ問題」「伝統行事☓異文化交流」「地震対策プロトコル」「授業用アプリをデザインしてみた」。
生徒たちは、全て英語のみで各国の民族衣装や食べ物、伝統行事など写真や動画など交えてプレゼンテーションしました。「3カ国のスポーツを組み合わせた交流」の班は、コロナ禍で家でも楽しむことのできる運動を紹介。日本の剣道、マレーシアのセパタクロー、インドネシアのアーチェリー・ジェンパリンガンを組み合わせたじゃんけんを考案し、動画で披露しました。
河元仁菜さん(2年生)と角井明日架さん(同)は「英語の発音が、それぞれ全然違い面白かったです。聞き取りが難しくて、もっと勉強しないといけないと思いました。英語で分かりやすく説明して、みんな積極的でした。特に動画のレベルが高いのには驚きました」と話していました。