歯の矯正治療中の虫歯や歯肉炎対策は?

歯科コラムvol.2 「矯正治療中の虫歯対策」
矯正治療に使用する器具の多くは固定式で取り外しができないため、器具の凹凸に食べかすが残り、歯垢が付きやすくなります。矯正は治療期間が長くかかるので、日ごろから時間をかけて丁寧に歯磨きをしないと、せっかくの治療が虫歯や歯肉炎を引き起こす原因となってしまいます。
器具の上下から順番に磨いて
毎日の歯磨きは通常の歯ブラシに加え、ヘッドの小さいタフトブラシを使用すると、器具の間に残る汚れを効率よく取り除くことができます。器具の真上から磨くだけでは隙間に入り込んだ汚れが除去しきれないので、器具の上から下からと分けて順番に磨くようにしましょう。
取り外し式の矯正装置の場合でも装置を清潔に保つ必要があります。歯ブラシは歯磨き用と別に用意していただき、歯磨き粉は使わないでください。煮沸消毒は装置が変形してしまうので良くありません、入れ歯用の洗浄剤が有効です。
子どもの治療には保護者の協力が不可欠!
お子さんの患者さんの場合は親御さんの協力も重要となります。お菓子やジュースは時間を決めて一度に食べさせてあげてください。同じ量でも時間をかけてだらだら食べてしまうと虫歯のリスクは上がります。仕上げ磨きは可能であれば小学生の間はしてあげるのが理想的です。保護者の方が日ごろから治療に関わってあげることは、必ず子供さんのモチベーション向上にも繋がると考えます。
どうしても残ってしまう汚れは矯正治療と併せて歯科でプロフェッショナルケアをしてもらうことが大切です。通院中は歯科に通う習慣があるので仮に虫歯ができたとしても早期発見することができますが、のちに通院しなくなると気づかないうちに進行してしまう恐れもあるので、検診は定期的にしてもらいましょう。
八幡歯科・矯正歯科
院長 末川洋平
広島市佐伯区八幡2-22-21