山口県の島でありながら、夏には広島県民が集う、周防大島。瀬戸内海で3番目に大きな同島は、ビーチ・花火・アロハなイベントなど、夏旅にぴったり。ドライブでも、日帰り旅行でも宿泊でも楽しめること間違いなし!
車で行くなら広島市内から高速道路で1時間半、廿日市からは1時間!案外近いリゾート地・周防大島を特集します。
オススメ!ビーチ3選
周防大島には、たくさんのビーチがあります。地元の人はとくにこだわらず自分の家からすぐ近くの浜辺で遊ぶそうですが、観光客向けの海水浴場といえば、まずは片添ヶ浜(かたぞえがはま)。片添ヶ浜は、透明度の高い海と南国の雰囲気が特徴。周辺にはリゾートホテルやキャンプ場、飲食店が充実し、公共シャワーや巨大駐車場もある人気のスポットです。

次にオススメなのが逗子ヶ浜(ずしがはま)。逗子ヶ浜は自然の白浜を持つ、地元の人にも愛される海水浴場です。ケビンやキャンプ場も併設されています。

次に紹介するのはビー玉海岸。大島大橋から車で10分なので、周防大島についてまずこの海岸を見る人も多いかも。人工海浜なので、砂がきれいで、波も穏やか。子供連れにもおすすめです。

毎週土曜日はサタデーフラ!
周防大島は、ハワイ州カウアイ島と姉妹島。2026年7月18日~8月29日の毎週土曜日は、全国から100組を超えるフラダンサーが集まり、空の下でフラを踊る「サタデーフラ」が開催されます。会場は道の駅サザンセトとうわ、竜崎温泉、グリーンステイながうら、マリッサリゾートサザンセト周防大島です。※8月15日は全会場お盆休み


フラのステージは昼と夜行われるので、日帰りの人も気軽に見れますよ!
スナメリに会える?前島クルーズ
周防大島の久賀港から約6キロに、離島「前島」があります。この住民6人(2024年時)の小さな前島を繋ぐ前島航路では、スナメリがよく目撃されます。定期便は毎日3便し、片道は約20分。前島では5分ほど停泊し、久賀港に引き返します。

スナメリを見れる確率は、およそ3割。エサとなるイワシが多い4月~11月がベストシーズンで、さらに船長さんによると、4月がスナメリの出産シーズンなので、夏の季節は親子で泳いでいるのが見られるかもしれません。子供はジャンプしながら嬉しそうに泳いでいるので、少し見つけやすいそうです。
運行スケジュールは以下の通り。※2026年4月時
久賀→前島7:10 11:20 16:00 / 前島→久賀7:35 11:45 16:25
乗船券は早朝以外、久賀港近くにある周防大島観光協会で購入できます。

瀬戸内ジャムズガーデン
瀬戸内ジャムズガーデンでは、周防大島で育った果物を中心に、年間約180種、常時30種以上のジャムを販売しています。また7月〜9月末限定で「ジャム屋の贅沢かき氷」を販売しています。季節の果実をたっぷり載せたかき氷に、シロップやオススメのジャムをたっぷりかけて食べれます。ジャムが気に入れば、隣の店舗で買うこともできます。

通常のジャムのほか、パンの上に付けてから焼く「焼きジャム」や、耕作放棄地を自ら再開墾し蘇らせた自家農園レモンを使った新商品「レモンチェッロ」などもお土産として人気です。
周防大島の歴史を学ぶ 日本ハワイ移民資料館
周防大島とハワイの深い繋がりを知る上で欠かせないのが「日本ハワイ移民資料館」。

実は日本初の移民は、明治時代のハワイ移民。「日布移民条約」に基づいて1886年〜94年の間に約2万9000人が渡りました。その第一回目渡航は、約900人のうち300人が周防大島出身。その後も約8年だけで約3900人が大島郡からハワイに渡っています。これらの歴史が、周防大島とカウアイ島の関係に繋がっているのです。
同館には移民の歴史を広める以外にも、「ハワイに住む日系人の自分のルーツ探しを手伝う」という重要な役目があります。日本からハワイへ渡った約13万人分の渡航記録を独自にデータ化しており、移民の名前・住所・顔写真などが検索可能。ほぼ毎日、移民として渡った子孫の3〜5世が同館を訪れ、自らのルーツを探しに来るそうです。記者が2024年に訪れた際も “日系3世半”だという男性とその家族が来館していました。その後は、データベースで分かった祖母の出身地を訪れると話されていました。
館長の木元真琴さんは歴史をよくご存知の面白い方なので、関心があればぜひ。オススメです。
新しい名物!サンゴの大群生
近年、世界最大級のニホンアワサンゴの群生地が周防大島にあることが分かりました。
ニホンアワサンゴは、日本では種子島〜房総半島、長崎県〜島根県に生息する温帯性のサンゴ。丸い骨格と長く伸びたポリプでできており、ポリプの先には手のひらのような触手があります。年中見ることが出来ますが、最も綺麗に見えるのは冬。水温が下がると緑色が濃くなり、太陽光を取り込もうと触手をたくさん広げるので、アワサンゴの特徴を見やすくなります。

そんなアワサンゴを間近で見ることができるのが、「なぎさ水族館」と、2024年1月にオープンした「地家室(じかむろ)園地」。両施設ともに、水槽で飼育されるアワサンゴが見れます。また地家室園地では無料のシャワー室や広い休憩所を利用することができます。
島で楽しむ花火
「2026周防大島花火大会・盆踊り」が8月16日(土)、周防大島町役場橘庁舎周辺で開催されます。毎年4000発の打上げ花火と、盆踊り大会が開かれる、大きなイベントです。
また、2026年の開催はまだ未定ですが、毎年マリッサリゾートも花火を打ち上げています。新情報は公式サイトをご覧ください。
周防大島はほかにも、楽しいスポットがたくさんあります。新しいカフェや、小さなホテルも毎年登場しているので、大いに調べて訪れてください。ひとつオススメなのは、周防大島の夏は、アロハシャツが制服です。現地でも各所で売っているので、体からアロハな気分に浸るのはいかがでしょうか。
もっと観光を調べるなら→周防大島観光協会
※この特集は、2024年7月号1・2面を再構成したものです。
