廿日市市の宮内地区コミュニティづくり協議会が地域情報サイト「宮内コミュニティ」を2022年11月、立ち上げました。宮内市民センター前の御手洗川の水位をリアルタイム映像で見られるなど防災に力を入れるほか、行事、歴史など同地区に特化した情報を発信しています。
「宮内コミュニティ」のトップページには、国土交通省の簡易型河川監視カメラの映像を映し出すサイトリンクを貼付。カメラは宮内市民センターに設置され、同センター前を流れる御手洗川の水位をいつでも確認できます。
防災情報ページには、土砂災害ハザードマップ、自主避難所のマップ、防災備蓄品リストなどを載せています。また、昨年台風の影響で崩れ、現在維持工事中の御手洗川護岸を写真とともに掲載。修復を待つ人々に工事の進捗を伝えます。
ほかにも、宮内市民センターだより、宮内小学校区地域学校協働本部の広報誌「すまいる」の最新号をPDFデータで掲載。地域で開かれるイベント、市民生活に役立つ情報など載せています。宮内まちづくり委員会が制作したテーマ曲「宮内音頭」も聞くことができます。
同サイトの制作・更新を担当するのは、宮内地区コミュニティづくり協議会の山下薫さん(66)。山下さんによると、宮内地区の全世帯に配られている広報誌「みやうち」は年3回発行のため、掲載内容と配布時期にずれが生じていたそうです。スペースも限られているため詳細を載せることが難しく、「以前からホームページを作ることを考えていた」と言います。
「災害時は、宮内地域の防災部長と連携し避難所情報を伝えるなど、「使える」サイトにしていきたい」と、山下さん。「歴史や文化も紹介しているので、サイトを見た人が宮内に親しみを持ってくれたらうれしい」と、閲覧者が増えることを願っていました。
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