廿日市商工会議所(廿日市市、渋谷憲和会頭)が1月5日、「新年互礼会」をはつかいち文化ホールウッドワンさくらぴあ大ホールで開きました。商議所会員や松本太郎廿日市市長、国や県の議員など230人が出席。渋谷会頭は、5月に控えるG7広島サミット、ウィズコロナへの転換などに向け、官民一体となって地域経済の活性化に取り組むことを誓いました。
渋谷会頭はあいさつで、G7広島サミットを「世界中に廿日市市をアピールする格好の場」と説明。開催中、規制や制限が予測され事業者への負担が増す懸念を示しつつ、廿日市の知名度向上へ協力を呼び掛けました。
ほかにも、燃料高騰による輸送コスト上昇の削減、CO2削減による環境負荷軽減を図るため、廿日市市内の運輸事業者にエコタイヤ等の導入支援を推し進めます。また、ウィズコロナへの転換に向け、宿泊事業者を核とした付加価値向上支援として、割引クーポン事業の実施も予定。感染拡大の規制が緩和され、増加傾向にある廿日市市への来訪者数を後押しし、地域の活気回復を目指します。
渋谷会頭は伝統文化の継承にも注力。廿日市市にゆかりのある茶人・上田宗箇の茶道上田宗箇流を伝承するため昨年5月に発足した「早瀬遠鐘クラブ」を紹介しました。コロナ禍により中止していた宮島検定についても、形を変えた再スタートを考えているそうです。
地球規模で進む環境問題も課題の一つとし、会員だけでなく市民も含めた解決への取り組みを考え「日本で一番環境にやさしい町・廿日市を作っていきたい」と期待を込めました。
互礼会の冒頭には、はつかいち室内合奏団SA・KU・RAによるウクライナ支援チャリティーコンサートを実施。募金を呼び掛け、参加者全員で平和を願いました。
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