廿日市市大野地域に4月15日、新施設「まちの駅 ADOA大野」が誕生しました。3つの飲食店が入るフードコート、廿日市市や周辺地域の特産品マーケット、多目的ルームなどがあり、地域内外から訪れた人々が休憩したり交流できたりするスポットです。
廿日市市内約90ヶ所に点在する「まちの駅」の拠点としての役割を担い、ADOA大野を運営する大野町商工会の事務所もあります。木造平屋建て、延床面積880㎡。
和食・お好み焼き・カフェがあるフードコート
フードコートのお店は、和食の「お食事処 魚屋田丸」、お好み焼きの「michikusaなかやん」、バゲットサンドやフラッペなどを販売する「Picnic cafe」。全て地元・大野地域の企業や個人事業主で、初出店です。
瀬戸内海の小魚を使った刺身、海鮮丼、天ぷらのほか、うどんなどを販売する魚屋田丸。新鮮な刺身を食べることのできるお刺身定食は、だしの効いた味噌汁、煮物、ご飯、漬物がセットです。刺身は新鮮さを感じるプリプリした食感。口の中に残る刺身醤油の刺激を、やさしい味付けの煮物が和らげる、バランスの取れた定食です。刺身や料理に合う日本酒も販売します。
「お好み焼きみっちゃん総本店」で修行した店主が、子どもから大人まで食べやすいオーソドックスなお好み焼きを作ります。お好み焼きのほか、焼きそば(700円)、牡蠣入りのカキお好み焼き(1,400円)、大野産アサリを使ったボンゴレ塩焼きそば(980円)など、地元食材を使ったメニューも。お店の前に立つと、お好みソースの香りに誘われて無性に食べたくなりますね。
(※)オープン後しばらくは、お好み焼きと焼きそばのみの予定。
「ピクニックする感じで楽しんでほしい」との思いから生まれた「Picnic cafe」。自家製の具材やソースを挟んだボリュームある6種類のバゲットサンドや、食材の味が濃厚なフラッペなどを販売します。
水出し紅茶は、紅茶専門店Linden(広島市中区)の茶葉を使用。冷たくても芳香で、香りと味に心が安らぎます。イチゴが濃厚な味わいのいちごフラッペは甘酸っぱくて飲みやすく、子どもも大人もおやつにちょうど良い量です。
バゲットの中に具材を詰めたバゲットファルシも。バゲットサンドに比べて小さめなので、その時のお腹の空き具合に合わせてメニューを選んでくださいね。
フードコートのすぐ外には芝生の広場があります。晴れた日は、外で食べるのも開放的で気持ち良さそう。
地域産品が並ぶマーケット。海産物も豊富に
地域産品マーケットは廿日市市内で製造、生産されているものを中心に、野菜、魚介類、お酒、お土産品、工芸品などさまざまな商品がそろいます。
惣菜のコーナーでは、牡蠣、アサリ、アナゴ、小魚など大野地域の新鮮な海産物を販売し、希望すれば職人が捌いてくれます。
もみじまんじゅうを製造する高津堂(宮島口西)はADOA大野のオープンに合わせ開発した新商品を販売。他にも、大野地域での起業を応援する一環で、起業したばかりのお店の商品スペースを設置。お店にとっては自分の商品を地域の人に広く知ってもらう機会になり、ADOA大野を訪れた人は新たな商品をいち早く購入できる場所です。
店内什器の一部は、県立宮島工業高校の生徒が作りました。多くの人が関わり、地域一体となって立ち上げた地域産品マーケット。桝上府木(ますがみふき)店長は「海の幸、山の幸が集まり、十年後も二十年後もたくさんの人が触れ合える場所にしたい」と話していました。
多目的ルームはワークショップや会議に
2つある多目的ルームは、会議やワークショップ、地域コミュニティなどの交流の場に活用できます。仕切りを外して1つの部屋として使うことも可能です。
軒下ではイベント開催も
建物の外は「軒下賑わい通り」。軒下の幅を広めにとり、ベンチを設置。今後は物販、屋台などのイベント開催も視野に入れています。大野地域の活気が生まれるスペースになりそうです。
廿日市市の観光地・宮島と宮浜温泉の中間地点にあるADOA大野。宮島と宮浜温泉を行き来する観光客が立ち寄り、お土産の購入や食事ができる場所としての機能にも期待が高まりますね。
まちの駅 ADOA大野 |
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住所 |
廿日市市大野1丁目1−27 (Googleマップ) |
電話 |
0829-54-3280 |
営業時間 |
《フードコート》 |
定休日 |
不定休 |
駐車場 |
あり |
ホームページ |
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