
廿日市市宮島消防署、廿日市市消防団宮島分団、嚴島神社が1月26日の文化財防火デーに、「宮島地域文化財防火訓練」を実施しました。署員、団員、神社の職員ら63人が参加。通報、初期消化、一斉放水など、火災発生時の対応を確認し万が一の事態に備えました。
訓練は、嚴島神社能舞台から出火したと想定。神社職員が通報と初期消化を行ったあと、駆けつけた消防署員が社殿から海に向かって放水。西の松原では消防団員らが連携して4本のホースを出し、「放水始め!」の号令とともに一斉放水しました。
世界文化遺産の前で繰り広げられる訓練の様子を、多くの観光客がスマートフォンやカメラを手に見守っていました。

宮島消防署の三浦弥署長は閉会式のあいさつで、元日に石川県輪島市の住宅密集地で発生した大規模火災、同月に広島県江田島市で鎮火まで4日間かかった林野火災を取り上げました。「類似のことが宮島でも起こり得る」と話し、今後も関係機関で一致団結することを呼び掛けました。
また、三浦署長は「一番大切なのは火災予防。我々の火災対応能力の向上はもちろん、島民や観光客にも火を出さないよう啓発していきたい」と気を引き締めていました。
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