初出場の全日本で三原康椰が気合の形で準優勝
地元西広島地区で練習に励む谷派空手道修交会広島県連合廿日市支部の三原康椰(広島市立伴小学校)が、「第21回全日本少年少女空手道選手権大会」(8月28日〜29日、東京武道館)の5年男子形個人戦で準優勝しました。全国大会初出場で銀メダルを手にし、「目指ししていた大会で2位が取れたのはすごくうれしい」と笑顔がこぼれていました。
三原は、昨年、県大会で優勝したものの、新型コロナウイルス感染症拡大防止の影響で全日本大会は中止。今年も県大会を制し、念願かない全日本の舞台に立つことができました。
46都道府県の代表選手が出場する全日本に向け、「一週間前から緊張していました」と言う三原。全日本では固くなることなく初戦の2回戦、準々決勝を突破し、8人が2グループに分かれ争う準決勝に進みました。三原は、得意の「セイエンチン」を披露。軸のぶれない安定感のある演武で、テクニカルポイント(技術点)・アスレチックポイント(競技点)とも最高得点で決勝戦に進出。沖縄県の選手との決勝戦は、「ニーパイポ」を選択。試合で初めて挑戦する形だったこともあり、思うようにポイントが上がらず、相手に3連覇を許していました。
三原は「準優勝には満足しましたが、1位の人が3連覇になったので、来年は絶対、自分が優勝するつもりで行きたいです」と頂点に向け意気込んでいました。