広島ドラゴンフライズのクラブハウスが来年夏、廿日市市峠に竣工。「廿日市市をバスケットのまちに」
男子プロバスケットボール・Bリーグの広島ドラゴンフライズが9月8日、廿日市市峠にクラブハウスを建設すると発表しました。選手がいつでも練習できる体育館やトレーニング施設のほか、若手選手の寮、食堂など完備。トップアスリートのための施設・環境面を整え、日本一を目指すチーム力の強化へつなげます。12月に着工、2022年夏頃の竣工予定です。
場所は、廿日市市立友和小学校の玖島川を挟んだ向かい側の敷地。広さは約2900㎡で、「DRAFLA BASE(ドラフラベース」という名称です。選手が練習に没頭できる自然に囲まれたのどかな場所で、広島市西区のホームアリーナ・広島サンプラザホールやチーム事務所から車で約三十分の距離。浦伸嘉代表取締役社長によると、今月中に地盤調査を開始するそうです。コロナ禍のため実施できていない周辺住民への説明会は、「状況を見て、必ず機会を設ける」と話しています。
チーム名はミヤジマトンボ、チームカラーの朱色は嚴島神社の大鳥居や社殿と、宮島がルーツの広島ドラゴンフライズ。浦代表取締役社長は「宮島がある廿日市市をバスケットのまちにする」と、同市でのクラブハウス建設を喜びます。
チームは創設時から練習拠点がなく、広島市内2〜3カ所の体育館を借りていました。他団体も使う施設のため限られた時間内のみの使用でしたが、クラブハウスが完成し拠点が決まると、チームや選手のペースで練習できるようになります。選手一人ひとりがバスケットボールに没頭できる上、「若手やアンダーカテゴリーの育成にも力を入れることができる」(浦代表取締役社長)と期待します。
完成後は、クラブハウスでの公開練習など地域交流も考えているそう。また、災害時など非常事態のときは、地域の避難場所としてクラブハウスを開放するとしています。
クラブハウス「DRAFLA BASE」建設予定地 | 廿日市市峠字土居1464(Googleマップ) |
問合 | 広島ドラゴンフライズ 082-270-3007 |