広島市佐伯区在住でオーダーでオリジナルはんこを手作りする藤田伸恵さん(39)。似顔絵、ロゴ、文字など、お客様の希望に添ったデザインを描き、それを基に手作りではんこを作ります。
似顔絵はんこ制作の”ナマ”の作業に密着!
今回、西広島タイムス発行人・沖野有紗をはじめ、スタッフ数人の似顔絵はんこの制作を、藤田さんにお願いしました。
実物(沖野有紗)の写真を基に・・・
パソコンでイラストを描き・・・
沖野の趣味がダンスと聞き、藤田さんは踊っている様子を描きました。沖野のイメージ通りです。
はんこになるとこんな感じに!
そっくりですネ!
はんこが完成していく様子を密着取材!
①
藤田さんが、沖野有紗の写真を基に似顔絵を描いたトレーシングペーパー。版画用ゴム版に刷り込んで絵を写します。
②
ゴム版に写した絵に沿って、カッターの刃を入れます。刃先が、ゴム版上部の深さ1mm以上刺さらないよう、力加減を調整しながら慎重に切り取ります。
③
ピンセットで切り取ったところを、ゴム版から剥がします。切り取っては剥がす、という作業を繰り返します。
④
顔は、細かな切り込みが必要な工程。刃先の向きを固定し、ゴム版を回しながら刺していきます。
⑤
約四十分間で、切り抜きが完成しました。
⑥
イラストの輪郭に沿って面取りします。
⑦
インクを塗って、はんこの土台となる端材に捺印します。
ドキドキの瞬間です。
⑧
出来ましたー!
「自分の色は出さない」。お客様の希望通りに作る、唯一無二のはんこ
中学3年生の娘と小学5年生の息子を持つ藤田さんが、はんこを作り始めたのは十三年前。子育て真っ最中のときです。「元々、もの作りが好き。子どもが小さいときになるべく場所を取らずできるものと考えたら、はんこでした」と、きっかけを話します。
藤田さんがオーダーはんこを作るとき最も大切にしていることを聞くと、「お客様の要望通りに作ること。自分の特色は消します」と言い切ります。
人物やペットなど、はんこの基となる似顔絵イラストは描き手の特徴が出そうなもの。藤田さんは、漫画系、リアル系、萌え系、ゆる系など、依頼主の好みに合わせたいろいろな画風を描くことができます。
「メモ帳やバッグなど、はんこを押すだけで自分仕様になる。紙や布に使うことのできる汎用性が、はんこの魅力」と話す藤田さん。自分のオリジナルのはんこは、プライベートでも仕事でも活用できそうですね。
藤田さんへのオーダーはんこの問い合わせは下記の通り。
【オーダー料金】
似顔絵はんこ | 3000円〜 |
お名前はんこ | 2000円〜 |
(※レインボー倉庫(広島市西区)で取材)