地元土砂災害で復旧作業急ピッチ 佐伯運動公園は休園
広島県を中心に降り続いた記録的な大雨の影響で8月14日から15日にかけ、地元広島市西区田方と己斐上で土砂災害が発生した。17日現在、人的被害は報告されていないが、現場には大量の土砂が道路などにも流れ出し、重機を使った復旧作業に当たっている。
田方3丁目では、14日午後7時20分ごろ、のり面が崩れたとの119番があったという。辺り一帯の道路を土砂が埋め尽くし、さらに複数の民家などに流れ込んだ。土砂崩れから三日たった17日には田方第四公園(南)交差点の東側の市道は通行止めで、道路を埋め尽くした土砂をシャベルカーで取り除いていた。県道71号広島湯来線は、通行通りできる。市によると、少なくとも住宅1棟が全壊、2棟が半壊した。
己斐上5丁目では、15日深夜に住宅地の裏山が崩れた。一部の道路を車やプレハブなどが押し流され道をふさぎ、土砂が覆っていた。
同市佐伯区の佐伯運動公園では、園内で土砂崩れが発生。安全のため、閉園している。散歩の入園も禁止している。