広島ロボケアセンター開設2周年 ロボットスーツでトレーニング

医療・介護用ロボットスーツを身に着けトレーニングする「広島ロボケアセンター」(広島市西区庚午北2丁目)が、7月に開設2周年を迎えた。世界初という装着型サイボーグ「HAL®」を使った最先端プログラムを組み、脳梗塞や脳卒中などの病気、交通事故などで後遺症のある人の機能回復を支援している。
同センターは、そばにある荒木脳神経外科のグループ会社㈱シャレム(荒木晶子代表取締役)が運営している。茨城県のCYBERDYNE㈱が開発したHAL®は、動作する際、脳が発する信号を機械が検出し装着した人の意思に沿って動きをアシストする。膝や肘、足首に取り付ける単関節タイプ、立ち座り運動を支援する腰タイプ、歩行支援の下肢タイプがある。同センターでは全部で6台備える。

同センターは、オープン後、10歳代~80歳代の約70人が登録した。脳卒中で片麻痺や下半身麻痺など抱えた人が、遠くは山口県からも訪れているという。理学療法士がマンツーマンで付き添いトレーニングをサポートしている。小脳出血を発症後、自宅で寝たきりだった60歳代女性が、ロボットを身に着け十一年ぶりに歩くことができた事例もある。同病院の今田直樹リハビリテーション部長は「(HAL®は)装着した人の意思に沿い主体的に体を動かすことができるので、体を動かす喜びを感じることができる。普段できない運動もでき、失われた機能を取り戻したケースもある」と話す。
病院だと利用できる人に制限があるが、同センターは退院後や慢性期の人などだれでも利用できるのが特徴。体は健康でも、加齢や外出の機会の減少などに伴い運動機能や認知機能などが衰えるフレイルの予防も取り入れた。最近では新型コロナウイルスの外出自粛の影響で運動不足や社会交流が希薄になることもあり、HAL®を使ったフレイル予防のサーキットトレーニングにも力を入れている。

2周年を記念し、7月いっぱいまで初めての人のみ装着体験のキャンペーンを企画。通常1万6500円が、期間中は9800円。
完全予約制。
今田さんは「外出するきっかけになれば。元気になり前向きになってもらいたい。体感してもらえたら」と話している。
広島ロボケアセンター
住所=広島市西区庚午北2-16-4-102
☎ 082-208-2442
営業時間=午前9時~午後6時。
定休日=日曜日
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