
復活したフリーペーパー版「西広島タイムス♪」をPDFとしてWEB上で配布しています。
8月の1面は被爆80年、終戦80年の特別企画。「伝えること、記憶をつなぐこと」と題して、被爆の経験や、平和についての思いを次の世代に残そうとしている方々を取り上げました。

取り上げたのは、被爆体験伝承者の沖本春樹さん。被爆体験伝承者は、約2年間の研修を経て広島市が認定した、平和記念資料館などで被爆体験を語り継ぐ人のこと。沖本さんが語り継ぐのは、6歳で被爆した梶矢文昭さんの体験です。
取材したときに印象的だったのは、沖本さんが「小学生の時、原爆の話を聞くのは怖くて嫌でした」と話されたこと。「今でも資料を読んだり勉強すると、心に刺さるし、落ち込みます。正直、もう続けられないかもしれない、と思ったこともあります。でも、梶矢さんのような被爆者の方が、自らの体験を人前で話し続けている。それは簡単なことじゃない。被爆者がいなくなったから終わり、ということにしてはいけないんです」。伝承者をされるような方でも、自分と同じように「怖い、つらい」と思ったりするのだ、でもそれを超えるほどの使命感を感じているのだ、と思いました。
ほかに、3人の方を取り上げています。なぎさ公園小学校(西区)の国語教師・中谷綾さんは、被爆体験をもとにした朗読劇を作り、授業で児童と演じています。宇野本翼さんは、広島発祥のスポーツ「エスキーテニス」考案者の子孫で、積極的な普及活動を行っています。田中余央子さんは0歳の時被爆しましたが、今まで孫にもほとんど被爆体験を話したことはなく、今回初めて外で自分の体験を話されました。ぜひ活動を、紙面で読んでください。



2面の地域経済情報では、ティーズカンパニー㈱の代表・塚本雅彦さんが始めた「広島クルーズ安全推進協議会」のことや、7月12日に開催された薬物乱用防止活動のことなどを取り上げました。


3面は恒例の「学園だより」。地域の学校の生徒さんに寄稿していただいています♪
また、今回は4面で、広島で開催されている全国高騰学校総合体育大会(インターハイ)を支える高校生を取り上げています。インターハイの開会式は、高校生たちが企画・運営を行っています。華やかな裏で、ひとりひとり努力を重ねる姿がありました。


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紙面は、コンビニやスーパー、市役所に置いています。見つけたら手にとってみてくださいね!
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