
2024年12月に惜しまれつつ閉館したマリホ水族館が、2025年冬、「シン・マリホ水族館」としてアルパーク(広島市西区)の東館3階に移転オープンすることが決定しました。
もうひとつの「マリホ」
今回のプロジェクトを手掛けるのは、旧マリホ水族館の運営を行っていたマリーナホッププロパティのグループ会社である㈱第一ビルサービス(広島市中区)。マリホ水族館の館長を勤めた宇井賢二郎さんが館長を続投し、これまでの技術やスキルを引き継ぎます。
展示コンセプト
シン・マリホ水族館の展示コンセプトは「一滴の水から始まる物語」。葉に落ちた一滴の水が地面に染み込み、川を作り、やがて海へと注がれていく。そんな水の循環と、その中で生きる多様な命を見つめる展示を目指します。
商業施設の1テナントとして出店するので、どうしても一つの水槽は小さくなりますが、宇井館長は「それをデメリットとは思っていない」と話します。小さな水槽を並べて、それぞれから学べるような展示をするとのこと。
また、旧施設で人気だった広島県の天然記念物「ゴギ」の渓流水槽や、沖縄の海を再現したラグーン水槽は継承して展示。

さらに、熱帯魚やクラゲなどの水槽も展示する予定です。
展示面積は旧施設の約2倍に当たる760平方メートルに拡大。水族館近くのテナントは、親和性のある店舗を誘致しているそう。
具体的な開業日や入館料については、現在調整中とのこと。
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アルパークは、大和ハウス工業㈱が運営する大型商業施設。映画館、ファッション、グルメなど100を超えるテナントが入居。2022年に大規模リニューアルし、大規模な無印良品が出店するなど、未だ進化を続けています。
水族館が出店することで、新たな魅力が加わるアルパーク。また行くのが楽しみになりますね♪
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