ライター／三次 真紀

JR横川駅の高架下は知る人ぞ知るグルメタウンの一角。なかでも2023年11月のオープン以降、地元住民やサラリーマンなど幅広い客層の胃袋を満足させている、“おむすびと一品料理の店「お結び」”をご紹介します。

※価格は税込みです。

【看板メニュー・おむすび】

おむすびは、全部で9種類。具材にこだわり、京都の専門店から取り寄せている「ちりめん山椒」や「大宰府の梅ひじき」、お寿司屋さんに聞いてたどり着いたという「おぼろ昆布」（各400円）、「福岡の辛明太子」、「まぜゴマ高菜」（各350円）など。北海道産サケや塩サバは店内で焼いています。平田さんは現在ワンオペですが、おいしさへの妥協は一切ないことが伝わってきました。

【コスパ抜群・大満足のセット】

お腹いっぱいになりたい人にオススメなのが、この「満腹セット」。おかず2種・豚汁・漬物に加えて、おむすびが一つなら800円。おむすびが二つなら1000円。

同店のおむすびは、市販のものより一回り大きめ。ほどよい酸味と、昆布ならではの旨味があるおぼろ昆布は、口にした瞬間絶妙にとろける歯ざわりに上質さを感じます。香ばしい焼きサケは、上だけでなく中にもたっぷり入っていて、どれも具だくさんです。

お酒を飲みたいなら、お好きなアルコール（一部商品のぞく）と、日替わりおかずが3品で1000円（税込）の「晩酌セット」がオススメ。

週末のディナータイム営業が中心なので、仕事帰りにフラッと少し飲むのにも最適ですね。

この日のメニューは、アジの南蛮漬け、冷奴、ホタテ貝柱のお刺身でした。

セットに添えられるおかずも、店主の平田めぐみさんが腕をふるって作っています。旬の恵みを大切に、その時に一番おいしい食材で作ることを意識しています。

そのほかにも「小松菜と油あげのおひたし」や「切干大根のうま煮」、ビールがすすむ「みそホルモン」など、色々なメニューがあります。

豚汁は、レンコン、ゴボウ、大根、人参…などの根菜類に、素材の味が染みわたり、味噌の香りと野菜の優しい甘みがおむすびに大変合います。器も大きいので、たっぷりはいっていて嬉しいですね。

店内は、木目を基調とした、家庭的で入りやすい雰囲気です。

店主の平田さんは「気取らず、ふらっと立ち寄れる店づくりを意識しています。私自身食べることが大好きなので妥協はしたくない」と話されました。

ちょっと穴場の横川高架下。明るいおかあさんが作る家庭料理で、ホッとしてみませんか？

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