ライター/三次 真紀
広島市南区東雲の閑静な住宅街にたたずむ古民家カフェ「Fun kitchen(ファンキッチン)」。木・金・土曜の限定営業ながら、多くの人でにぎわっています。みんなのお目当てはもちろん素材と手作りにこだわった優しさあふれるプレートランチです。
メニューはプレートランチのみ
プレートランチに使う野菜は、オーナーの松尾洋子さんが県北の道の駅や農家などに足を運び、自ら調達。品質にこだわるための努力は惜しみません。素材の味を最大限いかした優しい味付け、プレートをはみ出すほどの生野菜、家庭での食事のヒントになりそうな副菜。見た目にも華やかで、「食を楽しむ」という大切なことを思い出させてくれます。
プレートに乗る料理の内容は日替わりで、品数も充実。十六穀米と赤米のオリジナルブレンドのご飯は、鉄分やカルシウム、ビタミンが豊富だそうで栄養が詰まっています。少しだけ硬めに炊かれていて、お米一粒一粒をしっかり味わうことができます。
メインは肉と魚。取材時はセロリとタマネギがアクセントになった鶏もも肉のトマトソース煮込みと、旬の味、鰆の竜田揚げ。常時7種類の副菜は、春菊の胡麻和え、ブロッコリーとキャベツの炒め物、茄子と厚揚げ、キノコの煮物など、季節のおいしい野菜がたっぷり味わえるラインナップ。どれも自宅に持ち帰って今晩のおかずのヒントになりそうなものばかりです。
具だくさんのおみそ汁、フレンチドレッシングの酸味がクセになるサラダ、デザート感覚のトマトの蜂蜜漬けで、さっぱりと味の変化も楽しめます。
アフターランチのお楽しみはコーヒーとデザート
食後のお楽しみに、プラス100円でドリンク、プラス300円でデザート(白玉パフェ)も付けられます。アイスクリーム2種類(抹茶・バニラ)と手作りのつぶあんにぷりぷりの白玉。食べやすいサイズ感も人気だそう。
定期ワークショップも魅力。レンタルスペースも
Fun kitchenにはレンタルスペースもあり、さまざまなワークショップが開催されています。特に、スワッグやリース、サシェ作りは人気で、参加者を募るとあっという間に定員に達するとか。
また、レンタルスペースは一日1500円で借りることもできます。ワークショップを開く立場になってみるなど、自分の特技をいかす新しいチャレンジへの後押しもしてくれます。
店内には多彩なクリエイターの作品もディスプレー。お気に入りの一点物に出合えそうです。
懐かしい温もり感じる空間でくつろぎの時間を
かわいい小物が飾られた店内は明るく、気持ちの良い空気感。時間を忘れてくつろぎのひとときが過ごせます。個室やロフトもあるので、子どもと一緒にゆっくり楽しんで。
オーナーの人柄があふれたランチを求め、遠方から訪れるリピーターも多数いるそう。定期的に食べたくなる、オーナーに会いたくなるFun kitchen。心と体を癒したいとき、ぜひその扉を開けてくださいね。
※予約制のため、来店前に電話での予約が必要です。
※文中の価格は税込です。
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