Bリーグ1部の広島ドラゴンフライズが4月1日(土)から最終戦の5月7日(日)まで、観戦来場者数増加を目指す「頂月間(いただきげっかん)」を実施します。期間中のホーム戦10試合にチケット割引やプレゼントなどさまざまな企画を展開。三年後にスタートするトップカテゴリー「新B1」に向け、1試合平均入場者数4000人超えに力を入れます。
広島ドラゴンフライズの浦伸嘉代表取締役社長は3月15日の会見で、「新B1」への参入を目指すと宣言。「そのためには、Bリーグが設けたライセンスを取得しなければいけない」と説明しました。
2024年10月にある1次審査の基準は、1試合平均入場者数が4000人以上、売上高12億円以上が2シーズン連続。さらに、2028〜2029シーズンまでに新アリーナ(VIPルームなど備え、収容客数5000人以上)を利用できるという確証が必要です。基準を満たすクラブが少ない場合、2次審査が行われ、平均入場者数と売上高の条件が1シーズンに緩和されます。
浦社長によると、今シーズンの平均入場者数は3137人(3月15日時点)。「現状、新B1への壁は低くない」と警鐘を鳴らします。
クラブは4000人以上を達成するため、ホームページに頂月間専用ページを掲載。4月12日(水、試合開始19時5分)の大阪エヴェッサ戦を「フレッシャーズ応援キャンペーン」とし、今年4月入社の新入社員は2階自由席無料、その家族、友人は2階自由席を1500円(前売通常価格2000円)にします。
また、4月22日(土、試合開始14時)の信州ブレイブウォリアーズ戦は「集まれツインテール!キャンペーン」を実施。ツインテールの髪型で来場した先着50人は、1階自由席を2000円(前売通常価格2500円)にします。限定生産の「辻選手ツインテールステッカー」もプレゼント。そのほかのキャンペーン企画ができ次第、随時ホームページに公開していくそうです。
両日とも事前申し込みが必要。詳細は専用ページで確認してくださいね。
浦社長は「平均入場者数4000人以上は、県民の皆さまに広島ドラゴンフライズを応援していただければ必ず超えられる壁。ホームゲーム観戦に向かう一歩が、新B1参入への一歩になる」と強く訴えました。
売上高は今シーズン14億円を見込んでおり基準をクリアする予定。新アリーナの確保は、広島グリーンアリーナ(中区基町)を改修し一時的に利用させてもらえるよう湯﨑英彦広島県知事に打診するなどしてクラブが動いています。
広島ドラゴンフライズ 頂月間専用ページ | https://hiroshimadragonflies.com/itadakigekkan_2023/ |
※当サイトの掲載内容は、取材または公開したときの情報に基づいています。予告なく変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。