広島電鉄㈱と西広島商店連合会から組成するコイコイコ実行委員会と、盆栽の歴史と文化を広めようと取り組む広島盆綵(さい)が、クラフトビール「盆栽ラガー」を開発しました。広島市西区己斐地区が「盆栽発祥の地」と言われる歴史や文化をPRするため企画。3月24日(金)から己斐地区内で販売を開始します。
盆栽ラガーは、己斐地区で採取したクロマツの松かさとホップで香り付けられたビール。瓶の蓋を開けた瞬間に松が香り、口に入れた直後から喉越しまで風味が広がるそう。広島盆綵の着能松太郎さんは「ピルスナースタイルで、ビールが苦手な人でも飲みやすい」と勧めます。内容量330ml、価格880円、アルコール度数5.0%。売り上げの一部は己斐地区のまちづくり資金として活用します。
初回製造は367本で、めぐる酒店(西区己斐本町)で販売するほか、西広島商店連合会加盟店の飲食店で提供(有料)。売り切れ次第終了しますが、6月以降は常時販売できるよう準備を進めているそうです。取り扱う飲食店は、盆栽ラガーのインスタグラムで順次紹介しています。
発売を記念して3月24日(金)と25日(土)、販売飲食店で盆栽ラガーを注文すると、料理一品無料サービスを実施。参加者は松が香る喉越しを初体験しつつ、己斐地区の新たな魅力を発見するかもしれません。
着能さんは「諸説あるが、盆栽は広島が発祥の地と言われ己斐地区には多くの跡が残っていることを知ってほしい。盆栽ラガー=”飲む盆栽”で、たくさんの人に盆栽を身近に感じてもらえたら」と、興味を持つ人が増えるきっかけになることを期待していました。
※文中の価格は税込です。
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