ライター/三次 真紀
広島市佐伯区に2022年9月23日オープンした「パティスリー楓」。明治時代に建てられたという家をリノベーションした古民家が、趣はそのままにノスタルジックなカフェへと生まれ変わりました。
古民家ならではの和の空間。ここはゆっくりと時間が流れているようです。
広島の「おいしい」が詰まった焼き菓子は地元企業とタイアップ
「すてきなご縁で五日市に念願の古民家カフェをオープンすることができたことへの感謝」ー。
そんな店長の高次さんの思いから誕生したのは「広島菓集」。地元の企業とタイアップして、新しい広島の贈り物を完成させました。
昔ながらの製法で造られた八幡川酒造㈱(佐伯区八幡)の純米酒がしっとりと染み込んでいる「純米吟醸日本酒ケーキ八幡川」は、芳醇な香りが楽しめる大人のケーキ。5個入りから箱詰めも可能。
「焦がし醤油もみじパイ」は、もみじを形をあしらったパイをまろやかな甘みと旨み、表面のサクサク食感が楽しい一品。地元では「マルゴしょうゆ」として親しまれている五日市醤油製造㈱(佐伯区五日市中央)の醤油を使用。6個入りから箱詰めもできます。
創作菓子・広島菓集は他にもあります。呉市にある上蒲刈島の特産品「海人の藻塩」を餡に練り込んだ「藻塩のパイまんじゅう」、厳選された島内産のレモンで懐かしい昭和のレモンケーキを現代風にアレンジした「れもんの気持ち」、下蒲刈島産姫ひじきが磯の香りを添えるサクサクのアーモンドパイ「呉じゃけん」がラインナップ。
広島ならではの素材を使用したオリジナルの創作菓子。全部を一度に味わうことのできる詰め合わせもおすすめです。
「おいしい」のその先へ。確かな品質にこだわる優しいケーキ
バターの風味が豊かなタルト生地に、アーモンドクリーム、チョコレートのスポンジ、生クリームと重ねて、最後に栗のペーストをデコレーションして完成。栗の香りが口の中に広がるので、甘さ控えめでも満足感を得られます。
ケーキといえば、「苺のショートケーキ」。シンプルだからこそ、他店との違いがはっきりと分かります。素材のこだわりと作り手の丁寧な仕事が完成させた看板メニューです。
小麦が豊かに香りふわふわのくちどけが印象的なスポンジと、甘さを抑えた北海道産の生クリーム、程よいイチゴの酸味が仲良くマッチした一品。この味はきっとみんなが大好きなはずです。
自然栽培のコーヒーと共にイートインでくつろぎの時間を
店内の商品はテイクアウトだけでなく、イートインでも楽しむことができます。注文したケーキは、店長がサービスでかわいくデコレーション。すてきな飾りで、ちょっとリッチな気分をなりますね。
店長いわく「自然栽培のコーヒーも人気」だそう。無農薬だからこそ素材そのものを味わうことができます。他に、ほうじ茶やカフェラテなど好みのドリンクを選んで、くつろぎのひとときを過ごせます。
無肥料・無農薬。材料すべてにこだわった焼き菓子
厳選した国内産大豆から作られた「醤油むすび煎餅」をはじめ、こちらに並んだ商品は無農薬・無肥料の素材だけで製造された品々。体にやさしく安心して食べることができ、素材本来の味が楽しめます。
古民家カフェには「おいしい」が詰まっています
ケーキは常に12~14種類、焼き菓子は30種類と豊富な品そろえ。古民家の落ち着く空間で少しだけ日常から離れて、気の合う仲間とケーキの優しい味わいを堪能してくださいね。
店名 | パティスリー楓 |
住所 | 広島市佐伯区千同1丁目14-20(Googleマップ) |
電話 | 050-5530-1167 |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
店休日 | 水曜 |
駐車場 | あり |
公式サイト | https://patisserie-kaede.com/ |
※文中の価格は税込です。
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