ライター/光井 祐子
世界文化遺産や伝統的建造物など多くの魅力が詰まった廿日市市宮島町。町内を歩きながらゆったりと観光を楽しむことができる歴史あるスポットですが、幼い子どもを連れて行く場合は困ったことに遭遇するときも。例えば、子どもが歩き疲れたり、自分の好きなように遊べる場所に行きたいと機嫌が悪くなったりする場面を経験しました。
今回は子どもを連れて宮島をお散歩する人へ、観光の合間に子どもが遊べる穴場スポットをご紹介します。
観光の小休憩に、滝町公園で子どもを遊ばせて
嚴島神社の参拝順路の出口から弥山方面へ向かい「滝小路」と呼ばれるなだらかな坂道を進むと、開創1,200年の歴史を持つお寺「大聖院」に到着します。お寺の入口が見えてきたら、手前の石垣の間にある階段を見つけてください。
階段を上がり柵の中に入ると、「滝町公園」に到着します。島内の至る所に生息している鹿が公園の中に侵入しないよう、柵の扉は必ず閉めてくださいね。
子どもが思う存分、走り回ることのできる広さの滝町公園。入口の隣りには鹿とパンダのオブジェ、奥には赤い滑り台と砂場があります。
私自身、初めて見る複雑な形をしたジャングルジムや、ブランコもあります。滝町公園は、大聖院方面へ行く際、観光に少し飽きてしまった子どもを遊ばせる場所としておすすめです。
大きいブランコを発見!海沿いの穴場スポット
嚴島神社の裏手を流れる紅葉谷川(御手洗川)に沿って宮島水族館方面へ歩くと、たくさんの松の木や石灯篭が並ぶ「西松原(にしのまつばら)」の景観を楽しめます。昭和時代に土石流が発生し、川に流れ込んだ大量の土砂を運んで埋め立てたことで、西松原の突堤が延長されたそうです。浜辺に下り、子どもたちと休憩したり浜辺で遊だりすることもできる心地良いエリアです。
西松原の先端、宮島水族館が見える場所まで歩くと「清盛茶屋」という飲食店に辿り着きます。お店の隣りにはなんと、大きなブランコが!一般的に目にするブランコよりも鎖が長いので、大きくこぐとスリルを感じるほどの高さまで上がります。
宮島を散策をしてみると、「隠れた穴場スポットがまだまだありそうだな」と感じました。
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