広島市西区の大型商業施設アルパークの西棟に、世界最大級の店舗面積を持つ「無印良品 広島アルパーク店」が4月22日、オープンします。
売り場面積は1階と2階合わせて約6,200㎡。無印良品の基本となる全ての商品とサービスを取り扱い、無印良品東京有明(東京都)のお店に続く2店舗目の「生活全部店」だそう。国内最大級の品ぞろえで、衣食住の約7,500品がずらりと並ぶ店内は圧巻です。
無印良品で”初”の3つの取り組み
広島県内8店舗目となる無印良品広島アルパーク店は、商品販売にとどまらず、地域のコミュニティーセンターとなることを目指す店舗。無印良品自体が初めて試みるサービスが3つあります。
①地域産品の取り扱い
無印良品スタッフが生産地に足を運び、地域の農家、漁業、企業と商品を開発します。「ひろしま牡蠣チャウダー」は、廿日市市で獲れたサイズが不ぞろいの牡蠣と、広島市佐伯区湯来町の酪農業者の低脂肪乳を使った商品。日常の食卓に地域食材が並ぶよう、地域産品の魅力の発信・発見の場を目指します。
②ヘアケア製品の量り売り
これまでお菓子の量り売りなど展開している無印良品が、広島アルパーク店でごみの削減を目指すヘアケア製品の量り売りサービスを提供します。ヘアケア製品の量り売りは無印良品全店において初の試みで、100gから購入可能。
利用者は、商品ラベルや印字のない空のボトルを持ち込み、シャンプーやコンディショナーなどの商品を選びます。希望のグラム数を注文すると、スタッフがボトルに充填します。量り売りで購入できる商品は、シャンプーとコンディショナーが4シリーズ(100gあたり220円〜280円)、ハンドソープ(100gあたり100円)、ボディソープ(100gあたり110円)です。
③未利用資源を無駄なく使った白太の家具
無印良品は、利用されていなかった資源を無駄なく有効利用した家具を開発。十分な強度があるにもかかわらず色むらがあるため、家具の材料に使われていなかった白太(辺材)部分。色むらを個性ととらえ一つ一つ表情の異なる白太(辺材)部分で作ったテーブルは広島アルパーク限定商品です。
「地域の皆さまとすこやかな暮らしをつくる」がコンセプト
自分の健康と気軽に向き合える「まちの保健室」
地域のコミュニティーセンターを目指す無印良品広島アルパーク店。高齢者、コロナ禍で健康に不安を持つ人の悩みを少しでも解消できるよう、「まちの保健室」を店内に設けました。相談カウンターには、保健師や看護師などが日替わりで常駐し、訪れた人が血圧を測定したり健康相談したり。予約不要で、気軽に利用できることが特徴です。
処方箋薬や漢方をはじめとした一般用医薬品も取り扱う調剤薬局、健康に関する催しなどを開催できるイベントスペースを併設。「まちの保健室」は、地域の人の日常のサイクルの中に健康について考える場を提供することを目的としています。
普段遣いで自分の健康と向き合うことのできる「まちの保健室」は無印良品直江津店(新潟県)に続く2店舗目です。
イベントやワークショップなど開催「Open MUJI」
アルパーク西棟2階入り口の近くにあるのはフリースペース「Open MUJI」。広島の暮らしにまつわるイベントやワークショップ、勉強会など開きます。
4月22日(金)〜24日(日)は、Open MUJI、東棟2階の時計の広場、水の広場で「つながる市」を開催します。地域のお店が屋台で出店。飲食や雑貨などを販売し、アルパーク西棟のグランドオープンを盛り上げます。22日は午後12時30分、23日と24日は午前11時からで、両日とも午後4時までです。
広島アルパーク店では店内イベントのほか、安芸太田町の棚田での稲作体験など、店外イベントも計画しているそうです。
ほかにも、家具のサイズオーダー、素材を選ぶことのできるラグ・カーテンなどの販売や、収納や引越しなどリフォームの相談の受け付け、空き家や廃校などを活用した家、オフィス、商業・公共施設といった居住空間を企画から考える法人向け空間サービスも提供します。
地域の人と作るお店に
無印良品広島アルパーク店の山口学司(ひさし)店長は「広島に関する気づき、発見がある売り場を、地域の人たちと一緒に作っていきたい」と話し、地域にとって役に立つお店作りに向け気持ちが高まっていました。
無印良品 広島アルパーク店 |
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住所 |
広島市西区井口明神1丁目16−1 アルパーク西棟1-2F (Googleマップ) |
営業時間 |
午前10時〜午後8時 |
定休日 |
アルパークに準ずる |
駐車場 |
あり |
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