五年前、広島市佐伯区美の里にオープンしたフラワーショップ「hanatoki(ハナトキ)」。店内は生花や苗、ドライフラワーなどが飾られ、入った瞬間、思わず「かわいい!」と声が出てしまう空間です。
生花やドライフラワーの販売だけでなく、ギャザリング教室も
店内の階段を上がった2階では、店主の武居(たけすえ)直子さんが寄せ植えのギャザリング教室を開いています。ギャザリングは、花苗を花束のように組み合わせて鉢に植える技法。植えた瞬間から、苗が成長するまで長く楽しむことができるのが特徴だそうです。
《教室の参加者の作品(インスタグラムより引用)》
(ギャザリング教室の料金は、自分で選んだ鉢またはかご、花苗の金額にプラス1,000円です)
hanatokiでは、武居さんが花苗や鉢を選ぶところからアドバイスしてくれます。「みなさん、植える作業より選ぶ方にゆっくり時間を掛けています。その時間が日々の癒しになっているようです」(武居さん)。
手作りの木の棚に花苗が並ぶ入り口手前の通路。「店内はどんな世界観だろう」と、通路を歩くだけで気持ちが高ぶります。
古い民家を改装した店内は、白壁、木の床と天井がアンティーク調の雰囲気。ドライフラワーやリースが吊るされ、多彩なデザインのフラワーベースや鉢がずらり。
グレー色に塗装された壁が印象的な一角には、生花が数種類生けられています。店内奥には観葉植物が棚に並んだりハンキングされたりして、眺めるだけで青々としたグリーンが心を満たしてくれます。
カフェが隣りにオープン。テイクアウトもOK
店内の階段前にあるアーチ型通路の先も、何やら気になります。
隣りにあるのは、武居さんの娘、舞さんが担当するカフェ。2022年1月にオープンしました。
現在はドリンク数種類、クッキーやパウンドケーキなど焼き菓子を販売中です。
おすすめを尋ねると、Lemon Coffee(レモンコーヒー)とエディブルフラワーを使ったクッキーが登場。
Lemon Coffeeはエスプレッソコーヒーとレモンソーダの組み合わせ。コーヒーの苦味、レモンソーダの爽やかさと甘さを同時に味わう、新感覚のドリンクです!後味スッキリで、暖かくなるこれからの季節におすすめですよ。
エディブルフラワーは”食べられるお花”のこと。無農薬で育てられたお花が乗った愛らしいクッキーで、フラワーショップhanatokiにぴったりですね。お花自体に味はありませんが、クッキー生地はサクサクとしてバター香るオーソドックスな味わいです。
パウンドケーキなど、岡山県のパティシエから仕入れる焼き菓子も。そのときの入荷によって商品の種類が変わるので、何があるかはカフェに行ってみてのお楽しみです。
店内で飲食できるほか、テイクアウトもできます。
花を選ぶ癒しの自分時間を過ごして
hanatokiの外観や内装は、リフォーム会社を営む武居さんの夫の手作り。古さを生かした落ち着く佇まいは、お花が映えて癒しの空間になっています。「店内の雰囲気を気に入ってくれて、お家のリフォームを依頼してくださったお客様もいらっしゃいます」(武居さん)。
店名の『hanatoki』には、来店した人が癒される”花の時間(とき)”を過ごしてほしいという武居さんの願いが込められています。
さまざまな花びらの色や形の中から、今の気分や家に合うものを選ぶ自分時間。落ち込んでいたとしても、お花と向き合っているといつの間にか心がウキウキして前向きな気持ちになれるかもしれません。
hanatoki(ハナトキ) |
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住所 |
広島市佐伯区美の里2-1-42(Googleマップ) |
電話 |
082-533-7070 |
営業時間 |
フラワーショップ 10:00〜17:00 |
定休日 |
フラワーショップ 月曜日、第2・4日曜日(配達等で不在の場合あり) |
駐車場 |
あり |
※文中の価格は税込です。
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