廿日市市串戸に2022年1月8日にオープンした「SUZU洋菓子店」。ナチュラルでやさしい色合いのケーキがショーケースに並び、どこか懐かしさを感じるクッキーなど焼き菓子がアンティーク調の什器に、雑貨のようにディスプレイされています。
「あっという間に食べちゃう」。後味さっぱり生クリーム
ショートケーキなどに使うこだわりの生クリームは九州産で、濃厚なのに甘過ぎず、軽い口当たり。後味がさっぱりしていて、ペロッと食べることができるそうです。オーナーシェフの奥様の鈴木沙奈美さんは「あっという間に食べちゃう」と目を細めてにっこり。
オーナーシェフの鈴木昌平さんは「どうすれば、素朴な素材で美味しく表現できるか」ということを常に考えています。ケーキのスポンジはもちろん、焼き菓子も基本的な材料を使い、生地の仕込み方や焼き方を工夫して美味しさを追求しているそう。
「幸せ♪」と顔がほころぶケーキの数々
おすすめは、フルーツタルト(486円)、いちごのショートケーキ(464円)、ロールケーキ(410円)、シュークリーム(194円)、マドレーヌ型の小さなバターケーキ(270円)。素朴で懐かしく、愛らしい見た目のケーキばかりです。
こぼれ落ちそうなほど旬の果物が乗ったフルーツタルトは、果物の甘酸っぱさとカスタードクリームの甘さがベストマッチ。フォークを入れたときサクッと感じる程良い硬さのタルト生地は、口の中でアーモンドの香りが広がります。
口溶けさっぱりの生クリームのいちごのショートケーキは、スポンジもパクパクと食べ進められるほど軽い口当たり。いちごも大粒で甘く、食べながら思わず「あ〜、幸せ」と顔がほころびます。
見ただけで安らぎを与えてくれるふわっと柔らかいロールケーキ。素朴な素材で美味しさを求める鈴木オーナーシェフの思いが詰まったような、やさしい食べ心地です。
クッキー生地のシュークリームは、子どもが食べやすいよう小さなサイズにしたそう。サクサクしたクッキー生地が生クリーム入りのカスタードクリームと合わさり、口の中で柔らかく溶けていきます。
日常の中の“お気に入り”になるように
「SUZU洋菓子店」の店名の「SUZU」。鈴木オーナーシェフの苗字からのインスピレーションでもありますが、沙奈美さんは「みんなに集まってもらいたいという思いから『鈴の鳴る木』をイメージしました」。
チリンチリンと耳触りの良いやさしい音色に導かれるように、SUZU洋菓子店を訪れた人たちが笑顔になる場所。特別なスポットではなく、日常の暮らしのお気に入りの一つになるようなお店に育てていきたいそうです。
SUZU洋菓子店 |
|
住所 |
廿日市市串戸2丁目16-11(Googleマップ) |
電話 |
0829-20-4297 |
営業時間 |
10:00〜19:00 |
定休日 |
月曜日(不定休あり) |
駐車場 |
店舗前に3台(7番・8番・9番) |
※当サイトの掲載内容は、取材または公開したときの情報に基づいています。予告なく変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。