半世紀ぶりに生まれ変わる速谷神社の一の鳥居が完成目前
交通安全祈願の神社として地元・西広島エリアの住民に親しまれている速谷神社(廿日市市上平良)の一の鳥居の建て替え工事が進んでいます。1972(昭和47)年に建立された先代の鳥居から、約半世紀ぶりに生まれ変わります。完成は2021年(令和2)年10月31日で、11月1日に祈願祭、鳥居のくぐり初めを執り行われる予定です。
一の鳥居は工事前、笠木から石のかけらが落ちるなど老朽化が懸念されていました。今年7月2日から建て替え工事が始まり、現在(9月16日時点)は、鳥居上部の笠木、島木の型枠組みの作業を実施しています。完成後は、先代の高さ8.2mだったのが10.6mになるなど表面積比で1.8倍になるそうです。
速谷神社には「いつできるの?」と問い合わせもあり、ネットに覆われた鳥居の姿が、完成を心待ちにする地域住民の気持ちを高ぶらせているようです。一般道に面し、通行人や車を静かに見守る速谷神社の一の鳥居。サイズも大きくなるとのことで、新しい姿が楽しみですね。
速谷神社は2024(令和6)年に創建千八百年を迎えるとされていて、櫻井建弥宮司によると、県内で最も歴史の古い神社と言われているそう。地域の人には「車を買ったら速谷さん」と呼ばれ、交通安全祈願の神様として知られています。
2024年の10月に「創祀千八百年大祭」を開く予定の同神社。一の鳥居の工事後は、社殿前の広場を石敷きにしたり、駐車スペースを広げたりするなど、節目までに段階的な改修工事も計画しています。
速谷神社 | 廿日市市上平良308-1(Googleマップ) TEL 0829-38-0822 FAX 0829-38-0341祈祷時間 午前8時~午後5時(予約不要) |