国税の納付は、簡単・便利なダイレクト納付で
【質問】
私はスーパーの経営者をしています。従業員が10人以上いるため、毎月、従業員の給与から源泉徴収した源泉所得税を銀行の窓口で納めています。インターネットを利用して税金を銀行口座から引き落としにできると聞きましたが、どのような手続きですか。
【回答】
お尋ねの納税の方法は、インターネットにつながったパソコンやタブレット、スマートフォンを利用してご指定の預貯金口座から国税を納付する「ダイレクト納付」というものです。
ダイレクト納付は、事前に届出をしておくことで、e-Taxを利用して電子申告や徴収高計算書のデータを送信した後、即時又は指定した期日に国税を納付することができる便利な納税の方法です。国税庁のホームページから手続きを行うことができますので、特別なソフトやアプリをインストールする必要はありません。
また、ご使用中の預貯金口座からの引き落としになりますので、ネットバンキングの口座などを新たに開設する必要もありません。
ダイレクト納付をご利用いただくためには、e-Taxホームページから「e-Taxの開始届出書」をオンラインで提出して利用者識別番号(ID)を取得していただき、「国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書」(以下、ダイレクト納付利用届出書といいます。)を書面で税務署に提出していただく必要があります。また、個人の方であれば、オンラインでもダイレクト納付利用届出書を提出することができます。
なお、ダイレクト納付が利用可能となるまでには、ダイレクト納付利用届出書を書面で提出された場合は1ヶ月程度、オンラインで提出された場合は2週間程度かかりますのでお早めのお手続きをお勧めします。
また、ダイレクト納付を利用することができるのは、e-Taxの利用可能時間内で、かつ、ご利用の金融機関のシステムが稼働している時間となります。金融機関のシステム稼働時間については、ご利用の金融機関によって異なりますので、金融機関の窓口やホームページ等でご確認ください。
詳しくは、国税庁ホームページ(https://www.nta.go.jp)をご確認いただくか、広島国税局電話相談センター(廿日市税務署(0829-32-1217)にお電話いただき、音声案内に従って「1」を選択していただくと「広島国税局電話相談センター」につながります。)へお問い合わせください。