宮島工業高校生とがカープ選手のけん玉製作中 けん玉100周年記念の一環
廿日市市の県立宮島工業高校インテリア科の3年生10人が、広島東洋カープの監督・選手をデザインしたけん玉を制作している。けん玉発祥100周年記念事業実行委員会の事業の一環。最終的に「野球盤」に配置して、宮島口フェリーターミナル2階で展示する。
同企画は、同市で現在の原型となるけん玉の製造が開始され、今年で百周年の節目を迎えるに当たり企画した記念事業。「野球盤」は、木材利用センターがマツダスタジアムを模して制作。大きさは約90㎝角になる予定。同校生徒が今シーズンの開幕選手・監督の計10体を手掛ける。一人一体を担当している。
生徒が手掛けるけん玉は、一般のけん玉より一回り小さく高さ約13㎝。玉に選手の顔を描き、型取った帽子を漆(うるし)でカープ色に装飾しかぶせる。剣には背番号と名前を入れる予定だ。
生徒たちは、ゴールデンウィーク前から作業に着手。赤色の帽子に艶や光沢がでるよう、数回にわたり塗装と磨きを繰り返し。完成形をイメージして顔のパーツ配置を微調整したりと、随所にこだわる。6月から、似顔絵に取り組んでいる。
大瀬良大地選手を担当する山本絵莉子さんは「目や口などの配置が難しい。選手によって帽子のつばの長さが違ったり顔の形が違ったりとする特徴をしっかり再現したい。細かいところまで見てもらえたら、うれしい」と、取り組んでいる。
完成した野球盤は、7月中旬から8月22日(日)まで展示する予定だ。
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