オンラインで楽々園を散策 特産品のプレンゼントも
「3密を避けて7つの不思議を解き明かせ」—。広島市佐伯区楽々園地区を舞台にしたオンラインクイズラリーが催されている。社会人や大学生らでつくるグループ「フリースペース西国街道」が、新型コロナウイルスの影響があっても自宅でも楽しむことのできるホームページを開設。楽々園や同区にまつわるクイズを通じ、地域の魅力を発信している。7月からは、第2弾を開催する予定だ。
クイズは、佐伯区の英雄の名前や楽々園の地名の由来など全7問。HP(https://hiroshimadayone.wixsite.com/hiroshima)には、ヒントとなる動画を前後編に分け掲載。男性タレントや女優らが、楽々園を散策し名所や店舗など案内しながら、問題の答えを隠している。
全問正解者にはプレゼントを用意。抽選で5人に同区の特産品詰め合わせセット。同じく15人にオリジナルポストカードを送る。応募は、ホームページから用紙をダウンロードし必要事項を書いて郵送する。パンフレットを約3000部作成し、区内公民館や区役所に設置している。6月30日の締め切り。
同グループは、約三年前に、楽々園在住の木村岳さんが、地域の人たちが集えるコミュニティーの場づくりを目指し立ち上げた。祖父母の家を改装し活動拠点にして、写真展やVR体験会、高齢者向けのスマートフォン教室などのイベントを月1回のペースで開催していた。だが昨年2月ごろからコロナの影響でイベントを開くことができなくなったこともあり、地元企業や住民らから協賛金を集めクイズラリーを開催。木村さんと広島工業大学放送部の松尾龍弥さん(4年)と2人で撮影から編集まで担った。
木村さんは「子どもから大人まで誰でも楽しむことができる内容。身近なところでこんな楽しい所があるのを知ってほしい」。第2弾はオンラインのみで実施し、動画ではご当地アイドルなどが出演しパワーアップするようだ。
フリースペース西国街道
☎ 090-6430-3159