
地域の人と人がつながる交流イベント「100人カイギ」が廿日市市でも開催されています。
100人会議は、2016年に東京都港区で初めて開催された取組で、「身近で活躍する5人のゲストの話を聞く」「そのゲストが100人に到達したら解散する」というシンプルなルールで行われます。ゲストの話を聞いたあとは、参加者同士が感想を共有したり、自分の活動について語り合う交流の時間が設けられています。
廿日市市での第1回目は、5月23日に開催されました。地域活性化事業の㈱BPL社長・川本 真督さんや、イベント「こどもがつくるまち」主催の㈱inme社長・早川幸江さん、広島電鉄㈱の前田琢己さん、地域産業活性を手掛ける㈱地域事業再生パートナーズ社長・今若明さん、修道大学教授の山川肖美さんが登壇。それぞれの活動や思いを自由に、そして赤裸々に語り、参加者は熱心に耳を傾けていました。

この廿日市市100人会議を立ち上げたのは、昨年Uターンで広島に戻ってきた廿日市出身のデザイナー・近江紘輝さん。岩国で開催されていた100人会議に参加した際「これを地元でもやりたい」と感じ、仲間を集めて準備を進めました。運営メンバーを集めました。運営メンバーは、偶然岩国で隣に座っていた人や、もともと親交のあった人など8人。
近江さんは「地域で活動する人の話を聞くことで、普段見慣れた景色や出来事が少し違って見えるようになるはず」と話します。たとえば、広島では当たり前に見る牡蠣筏も、牡蠣筏を作る方の苦労や思いを聞いた後だと、「この前、あの人がああ言ってたな」と思い返したり、考えたりするのではないでしょうか。
近江さんは「住んでいても、地域で活動している人と触れ合う機会は少ない。今後は高校や大学にも告知して、もっと広く知ってもらいたい。若い人が『地元も面白いな』と感じてくれたらうれしい」と話されました。

廿日市市の100人会議は、月に1回の開催予定。
次回は6月20日(金)18時30分〜20時30分。場所はボートレース宮島2階の特別観覧施設「ROKU宮島」。
参加費は、一般1000円、 学生無料。ボートレース場の有料駐車場あり。
6月以降の開催は公式サイトで。
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