元日本代表に昨シーズン得点王も。大型補強を行なった広島ドラゴンフライズ
バスケットボール男子Bリーグ1部西地区の広島ドラゴンフライズが10月2日、ホームアリーナの広島サンプラザホール(広島市西区)で2021-22シーズンの開幕戦を迎えました。
東地区のレバンガ北海道を相手に2日は83-75、続く3日の2戦目も85-82で勝利。第1節の2試合を連勝し好スタートを切りました。
西地区最下位に終わった昨シーズンの広島。今シーズンは、元日本代表でシューターの辻直人、昨シーズンのリーグ得点王のニック・メイヨなどを加え、チームを補強。
地元西広島エリアの広島市西区の市立井口中学校出身、柳川幹也も昨シーズンに続き在籍しています。
迫力とスピードを感じるアグレッシブなバスケットボールの展開が期待できる今シーズン。チャンピオンシップ出場へ全60試合、熱い戦いが繰り広げられそうです。
2日の第1戦は、出だしから拮抗。第2クォーター残り7分58秒、広島のポイントガード・寺嶋良が今シーズンチーム初のスリーポイントシュートを決めると、約一分後にシューティングガード・辻もスリーポイントシュートでネットを揺らしました。
辻は、このシュートでリーグ通算5番目となる500回目のスリーポイントシュート達成を記録。
その後、立て続けに2本のスリーポイントシュートを決めるなど、試合の流れを広島に呼び込みました。
その後北海道に粘られ、39-41で第2クォーターを終えました。が、第3クォーターは広島のパワーフォワード/センター、グレゴリー・エチェニケのリバウンドが光ります。
点を入れては入れられる展開の中、エチェニケが第3クォーターだけでオフェンス、ディフェンスともに3本、計6本のリバウンドを奪取。エチェニケのリバウンドから流れをつかんだ広島は、72-56と北海道を引き離すことに成功しました。
ただ、この点差では勝利を確信できないのがバスケットボール。最終第4クォーター、さらに点差を広げたい広島ですが、北海道に追い上げられ引き離すことができません。
最後は8点差まで詰め寄られましたが逃げ切り、ホーム開幕戦を勝利で飾りました。
カイル・ミリングヘッドコーチは試合後の会見で、「前半は(プレーが)堅かったので、第3クォーターではリラックスして、楽しんでバスケットボールをプレーしようと伝えた。その結果、自分たちのプレーができた。これからは、ローテーションのミスマッチなど勉強していかなければいけない。各選手の役割を各選手がやっていければきょうのように勝利できる」と話していました。
得点力、スピード、迫力のある選手がバランス良くそろった今シーズンの広島ドラゴンフライズ。どのような試合展開のバスケットボールを見せてくれるのか、要チェックです。
HIPPYが広島ドラゴンフライズテーマソングを生披露
試合前のセレモニーでは、広島出身のシンガーソングライター・HIPPYが、音楽クリエイター・KAYLLYと広島ドラゴンフライズの公式テーマソング「D can’t stop it (feat. KAYLLY)」を生披露。シーズン開幕を盛り上げました。
広島ドラゴンフライズの第3のテーマソングとして誕生した曲。選手の言葉や、チームが大切にしている言葉を歌詞に盛り込んだそうです。HIPPYは「ファンが聞いたら、「あ、この言葉はあのときの」と分かるはず」と、うなずきます。テーマソングを贈った広島ドラゴンフライズへは「これまでの経験を生かしてチャンピオンシップに行ってほしい。その風景を広島のみんなと見ることができたらいいですね」と期待を寄せていました。
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