アーチェリー の河田選手が松本廿日市市長表敬しメダル獲得を報告、応援と支援に感謝
東京2020オリンピックのアーチェリー男子団体で銅メダルを獲得した河田悠希選手(24)が8月12日、出身地の廿日市市を凱旋した。同市役所を訪れ松本太郎市長を表敬し、日本初となる同種目のメダル獲得を報告。松本市長は偉業を賞賛するとともに、次世代の憧れとなり子どもたちの成長につながることを期待した。
河田選手は、地元の同市立地御前小学校、同佐伯中学校、県立佐伯高校を経て、日本体育大学に進学。現在は、(株)エディオンに所属し、オリンピック出場は今年が初めて。
同市役所では、市職員らがメダリストの表敬を歓迎。横断幕を掲げて、河田選手の来庁をもてなした。松本市長に河田選手は、同市をはじめとする多くの応援と支援に感謝を伝え、首から下げたメダルを披露した。松本市長は「廿日市市の誇り。新型コロナで厳しい中でも結果を残す方法を、ぜひ子どもたちに伝えてもらいたい」と、子どもたちとの触れ合いを期待した。
河田選手は地元にメダルを持って帰ることができたことに喜び「みんなが支え合いコロナ禍で開催された大会のメダルは、いろんな思いが込められ重い」と実感。地元佐伯地域でアーチェリーの技術を高めたことを振り返り「廿日市市に生まれていなかったらアーチェリーをしていなかったと思う。小学から高校まで、多くの指導をしていただいた。とても感謝している」と伝えた。五輪のアーチェリー個人で初戦敗退だったことも踏まえ、三年後のパリ五輪では団体で金、個人ではメダル獲得を目標に掲げた。
同市によると、同市出身のメダリストは河田さんが初めて。出生は違うが、ロンドンオリンピック柔道男子60㎏級で同市立阿品台中学校出身の銀メダリスト・平岡拓晃さんが輩出されている。