
vol. 14 療育手帳をもらう。
◇2016年9月
療育手帳を取得するため、はじめての児童相談所(広島市東区光町)へ。
療育手帳取得のためには、療育センターで診断を受けた上で、更に児童相談所で発達検査と医師の診断が必要で、その結果で障害の程度の判定が出る。
初めて来る児童相談所。光町の児童相談所は、建物が古いのは仕方ないとしてもなんとなく薄暗く、少しでも明るい雰囲気なら相談に来やすいのにと思ってしまったのは、私の気持ちの問題なのか…。

発達検査は療育センターで受けた検査の簡易版のようなものだった。
娘が眠くてぐずって検査が難しかったこともあって、ほとんど私に対して口頭で細かい質問をされる検査だった。

そしてまた別の日に、児童相談所での医師による診察。
発達検査の結果の説明を受けてから、手帳の判定を聞く。娘は、4段階のうち1番軽い、軽度知的障害(発達指数50~70)の判定だった。療育センターでの検査では発達指数50だったのに対し、今回は発達指数70(実年齢2・9歳に対し発達年齢が2歳くらい)。検査の様式が違うと結果も違い、児童相談所の検査は軽めに出やすい様式、と後で担当の小児科の先生に聞いた。
手帳支給のラインは70だそうで、診断した医師から、「今回ぎりぎりなので、2年後の更新時は(軽すぎて)支給できない可能性もありますからね」と言われた。
これからの発達を心配している私は、(次回手帳がいらなくなっているならそれでいいんだけど…)と、思っていた。
私は保育園の加配保育(保育士が障害のある子に加配される福祉サービス)のために手帳の取得を勧められたけれど、手帳を持つことで受けられるサービスは本当に様々。放課後等児童デイサービスやヘルパーさんなど福祉サービスの利用や、交通費や税金などの補助、公共施設の入館料免除など受けられる支援がたくさんある。
そのため、本当にサポートが必要な子どもやその家族が、本当に必要なサービスを受けられるよう、時間をかけてしっかり判定して手帳の支給に至る。
こうして療育手帳の支給が決まり、区役所で手帳を受け取った11月から保育園で半日の加配保育が受けられることになった。4月に療育センターで相談を始めてから7カ月。療育センターと児童相談所に通うこと7回。長い長い道のりだった…。
※このコラムは、西広島タイムス紙面に2019年から連載した内容を加筆・修正して掲載しています。
【 コラム作者 】
広島市在住の3児の母。
末娘が2歳のとき「結節性硬化症」という難病と診断される。
子どもの病気や障害と向き合いながら、子育てや仕事に毎日奮闘中。