森脇沙羽と三原康椰 全日本空手道の出場へ
「第21回全日本少年少女空手道選手権大会」(8月28日〜29日、東京武道館)に、地元西広島地区から谷派空手道修交会広島県連合五日市スポーツ少年団の森脇沙羽(広島市立井口小)が組手の部小学校4年生女子で、廿日市支部の三原康椰(同伴小学校)は形の部小学校5年生男子でそれぞれ出場する。2人は、初めて立つあこがれのひのき舞台での活躍を誓っている。
森脇は、2018年に修交会の県選手権で組手小学生1・2年生女子の優勝に加え、形小学生無級で準優勝した。兄の想介とともに、全国大会にそろって出場した経験を持つ。得意技はバリエーション豊かな上段蹴りと合わせ上段突きだそうだ。
前回の全国大会は1回戦で敗退。2度目の大舞台に向けて「1回でも多く勝ちたい。県の1位の人と多く戦うことが目標。いろんな人たちと対戦できるのが楽しみ」と全日本に行くことのできなかった仲間の思いを背負い臨む。
三原は、廿日市支部の練習に加え、同少年団・佐伯支部へ出げいこに行くほど熱心に取り組んでいる。昨年の広島県民体育大会、さらに全日本の予選となる広島県大会でも優勝した。だが、新型コロナウイルスの影響で全日本は中止。悔しさを胸にけいこに励み、さらに形の切れやスピードが増し、今年、連覇を成し遂げた。
念願かなっての全日本に「うれしい」と笑顔がこぼれる。「しっかりと練習し、優勝したい」と臆することなく大舞台を楽しみにしていた。