廿日市市内の宿泊最大5000円割引を再開 市民に制限せず広く利用可能に
廿日市市内での宿泊料金を最大5000円割り引くキャンペーン「広島はつみみ」が7月9日、予約受け付けを再開した。同市新型コロナウイルス感染症対策産業振興実行委員会が、県の集中対策期間の11日終了を受け、翌12日からの宿泊に適用することを決定。12日現在、利用者の対象を従来の市民限定から、緊急事態・まん延防止対象エリア外の住民まで広げて展開している。
キャンペーンは、今年4月に開始。新型コロナの感染状況を鑑みて、5月から一時中止していた。
割り引くプランは、地産地消や地元の体験を組み込んだ市内の宿泊プランが対象。1人1泊の料金を最大5000円割り引く。対象の宿泊施設は、ホテルや旅館のほか、キャビンや民泊も含め約40施設。キャンプ場は対象外になる。
利用者は、県内外問わない。緊急事態宣言やまん延防止措置などの重点措置対象エリアの住民は対象外になる。キャンペーンを利用した場合、宿泊施設の受け付けで免許証など住所が分かるものを提示する必要がある。新型コロナの状況によって、利用者の対象を制限することもある。
予約・申し込みの窓口は原則、特設サイト「広島はつみみ」(https://www.hatsumimi.jp)に一本化。割引した料金プランを掲載している。宿泊のほかにも、テレワークの利用料を割り引く「デイユースプラン」の利用者の対象も宿泊助成と同様に拡幅。7月31日(土)まで継続して受け付けている。
宿泊キャンペーンの期間は、来年2月28日(月)まで。感染が拡大すれば再度、一時中断することもある。
同市観光課の村上雅信課長は「夏休みが少しでもにぎやかになり、地元事業者の支援になれば。宮島では先行してワクチンの職域接種を進め、受け入れ態勢を整えている。安心して利用してほしい」と、呼び掛けている。
問合は、同委員会(市観光課)☎ 0829-30-9141。
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