64歳以下7月下旬からワクチン接種へ
64歳以下7月下旬から ワクチン接種開始へ 廿日市市
廿日市市が64歳以下12歳〜64歳の市民の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を、7月上旬から始める。10月末までには、対象のほとんどがワクチンを2回接種できるよう準備を進めている。
接種券は、7月5日(月)に対象者へ一斉送付する予定。接種予約は、高齢順に受け付けを開始する。60歳〜64歳が7月14日(水)から、一週間後に50歳代、さらに一週間後には40歳代と、順次、年齢層を広げる。7月以降に12歳になる児童に関しては、12歳となった月の翌月に接種券を発送する。
年齢とは別に、基礎疾患者は接種券が届き次第、予約できる。さらに、高齢者施設の従事者や保育士、学校教職員なども優先対象とし、各施設に案内を送付するそうだ。
集団接種の会場は、3カ所。2カ所は、高齢者の接種会場となっている「がん検診センター大野」と「吉和診療所」を継続。もう1個所は、大規模接種会場として「グローバルリゾート総合スポーツセンターサンチェリー」を新たに据える。一日最大2000人の接種が可能。同施設2階のメインアリーナとサブアリーナで実施する。1階のトレーニング室や地下1階の温水プールなどの設備は、通常稼働する。
個別接種については、6月9日現在、協力医療機関72カ所へ高齢者接種からの継続を依頼している。
接種するワクチンは、サンチェリーがモデルナ社製。他の会場と各医療機関では、ファイザー社製を使用する予定だ。
予約は、電話もしくはWebサイトで受け付ける。各施設の接種日や予約方法は、接種券と一緒に案内する。
市は特設サイトを7月に開設。ワクチン接種の進捗状況などの情報を周知し、さらに「LINE」で予約の空き状況などを発信していくそうだ。
接種対象者数は、約6万5400人。市は、10月末までに8割の約5万2300人の接種を想定している。
65歳以上の高齢者接種は、6月9日時点で9割弱の3万2995人が予約済み。翌10日時点で1回目の接種を終えているのは4割の1万5286人、2回目を終えているのは502人となっている。
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