湯来の地ビールで乾杯!
湯来の地下水でクラフトビール 佐伯区の正木さんが脱サラし販売
広島市佐伯区湯来町の天然水を使ったオリジナルのクラフトビールを発売している。同区彩が丘の正木新悟さん(51)が考案して、ビールの醸造所に製造を委託し、区内などで販売中。湯来の地下からくんだ澄んだ清らかな水を使い、果物を入れ飲みやすさにもこだわった。
ビールは、2種類。「ゆきんこエール」は、皮ごと食べることができるという愛媛県産ミカンを使いフルーティーな香りが漂う。アルコール度数は4・5%でビールが苦手の人でも飲みやすくしたそうだ。「あまんじゃく」は、一般的なビールよりもホップを多めに入れることで苦味がありながらも、レモンを入れることで飲みやすい味に仕上げた。どちらも330ml瓶入りで、680円。
脱サラしてクラフトビールを開発
メーカーや鉄工所で機械の設計していた正木さん。湯来町は父親が畑を持っていたこともあり、昔から親しんでいた地。だが、耕作放棄地が増えているのを目の当たりにしていた。ものづくりが好きで事業を立ち上げたいと思いを抱いていたこともあり、ビール造りに向け、一念発起し会社を退職。湯来町伏谷に事務所を構え、「アイメージブルワリー」を立ち上げた。島根県江津市の石見麦酒に相談。試作を重ね今年2月に思い描いていた理想のビールが完成した。
7月には事務所を改装し、県内のクラフトビールや燻製、特産品なども販売する店舗をオープンする予定。「情報発信地にしたい」と思いを抱く。耕作放棄地だった約1000㎡の畑を借り昨年11月に大麦を植え、今夏にも収穫できる予定。さらにホップも自家栽培中。醸造所も構え、自家栽培した大麦やホップを使った商品を作りたいという。
正木さんは「湯来のおいしい水と皮ごと食べることができる果物を使ったきれいなビールを味わってほしい」と話している。
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