「2学期のはじまり」
2学期を迎え、学校に子どもたちが帰ってきました。教室では友達や先生と顔を合わせる子どもの笑顔が、グラウンドでは駆け回る子どもの姿が見られ、学校の息吹を感じます。
朝、1年生が、「お米ができています。」と言いに来ました。夏休み明けの学校の変化を誰かに伝えたくなったようです。「そうか、良かったなあ。」と答えるだけではもったいないので「先生にも見せてください。」と言ってみました。その子が、「ほら、ここにお米ができています。」と誇らしげに話しているうちに、「お米がたくさんできて、こんなに曲がっている。」「重くて曲がっている。」と、気づきや考えを話し始めました。こちらが、「たしかに、垂れ下がっているね。」と言えば、「垂れ下がる?」と聞くので、上を向いているお米と垂れ下がっているお米を見比べさせました。そうしているうちに2年生もやってきて、株がいくつも分かれていることや稲穂にお米が左右に順序良くついていることを見つけていました。子どもというのは、観察力や表現力に目を向けてやれば、その力をおのずとつけていきます。2学期も授業や学校生活を通して子どもが学力をつけることを楽しみにしています。
始業式と目標
今日、始業式がありました。校長先生のお話を聞きました。
生活ノートの漢字は高学年は40字以上書くことが目標になっていることや、安田のしつけ教育の事についてお話しされました。そして、私の目標は、「2学期にある行事で6年生として活やくする」です。
この目標の通り、最高学年だし、2学期にはたくさん行事があるから、ふさわしい態度でのぞみたいと思います。
初日の6年生の日記です。みんなのために力を尽くす考えが伝わってきます。4年生になると先を見通して行動することが身につく時期で、5年生になると学校全体のことを考えて行動することができる年齢です。6年生になると、運動会や文化祭といった学校行事でどう行動すればよいか判断できる時期です。
特に、6年生は学校行事を自分たちの手でつくっていく高い意識をもってほしいと思います。6年生が学校行事の中心になって活躍することは、人のために尽くす真のリーダーシップを身につけることになります。運動会で入場の集合をかけて下級生を並べ、入場のアナウンスをし、競技の準備や片付けをすることは、人のために役立つことで、尊い行いです。そのことを学ぶ絶好の機会が2学期にはあります。そして、人のために尽くす6年生を見て、下級生は育ちます。
身近な人のために尽くす行いは、将来、人のために社会に貢献する人になることにつながります。そのために学力も身につけます。これは、学校教育のめざすところであり、われわれ教師の使命です。