広島県道路交通法が6月1日に改正され、自転車の幼児用座席に乗せることのできる子どもの年齢制限が緩和された。以前は6歳は全て禁止していたが、改正後は小学校の就学前の幼稚園・保育所などに通っている6歳なら乗せることができるようにした。
同法では、自転車は運転者以外を乗せることができないと定めている。だが、例外として、自転車に幼児用座席などを設置すれば、小学校就学前の子どもを乗せることができるとしている。4歳未満は、ひもなど確実に固定している場合に許可している。
従来、幼児用座席などに乗せることができるのは5歳までで、6歳は小学校をはじめ幼稚園や保育所に関わらず禁止していた。だが、改正後は小学校就学前なら6歳でも乗車が可能。小学校は、変わらず乗せることができない。
県内での自転車が関係する人身事故は、今年に入り294件(4月末現在)。昨年同時期比で29件減少している。死亡事故は昨年は2件あったが、現在はない。
県警は、自転車の運転は16歳から。乗車前に子どもには必ずヘルメット、乗車後にはシートベルトを正しく着用するよう呼び掛けている。