【佐伯区】広島市佐伯区湯来町の下五原地区に、地元農家で取れた野菜など販売する「直売所しもいつはら よっちん菜(さい)」がオープンした。地元住民でつくる「下五原助協皆」(じょきょうかい)が、空き家だった民家を改築した店内には野菜や特産品など並びにぎわっている。
同会の下川正記代表(61)によると、同地区の高齢化率は60%超えている。公共交通機関や買い物施設が少なく高齢化が進み免許返納の問題もある。以前から地域の乗り合いタクシーや困り事支援に加え、直売所を計画。同市の元気なまちづくりプロジェクト地域活動支援事業補助金を活用し開店した。
店舗は、湯来出張所前交差点から東へ約10㎞の位置。地元で育てた岩国レンコンや米、キャベツ、ワラビ、サニーレタスなどがそろっている。近隣地区からも野菜を仕入れた。新たに作った加工所で手作りした味噌や湯来特産のコンニャク、漬物なども販売している。
グランドオープンの5月5日には約300人が来店したという。下川代表は「地区の住民が気軽に集って井戸端会議ができるような場所にしたい。地域外の人にも来ていただき交流し下五原のPRにつなげたい」と将来的には、農家レストランも作りたいという。
営業日時 | 毎週金・土・日曜 AM9:00~PM4:00 |
お問合せ先 | ☎ 0829-78-2863 |