広島市西区商工センターと同市佐伯区藤垂園を結ぶ、橋長282.5mの新八幡川橋。二級河川・八幡川の最端にあり、(平成29)年2月19日に開通した。
橋には約50m間隔で4つの説明板が設置されている。西区側から渡るとき、最初にあるのは、「広島港五日市地区人工干潟で観察できる野鳥たち~河口編」。八幡川河口付近は、県内でも有数の水鳥の飛来地だ。どの時期にどんな水鳥が訪れるのか、写真付きで説明がある。
2番目に現れるのは「五日市地区岸壁に入港する客船紹介」。世界的に有名な豪華客船「クイーン・エリザベス号」など、2015年から2016年にかけて五日市港に寄港した4隻を紹介している。客船が入港したときは、地元住民が歓迎イベントなを開いた。
3番目にあるのは「新八幡川橋から見える瀬戸内海の風景と港」。この場所から目に映る島や山を紹介している。厳島はもちろん、江田島や能美島など江田島市の島々が一望できる。また、この位置から見ることのできる3港の説明もある。
最後は、「広島港五日市地区人工干潟で観察できる野鳥たち~干潟・埋立地編」。広島県が広島港五日市地区で進めた154ヘクタールの埋め立て事業では、自然干潟の大部分が失われたが、県は埋め立て前と同じくらいの面積の干潟を造成。そこにやって来る野鳥を紹介している。
歩いて渡る機会があれば、説明板に載っている水鳥や野鳥を探してみるのも楽しい。