宮島口で5月26日まで「津和野街道百絵図」展示 故・平さんの力作ずらり
「平昭治 津和野街道百絵図展」が廿日市市宮島口の旅客フェリーターミナル2階で5月26日(水)まで開催されている。昨年6月に亡くなった同市の画家・平昭治さん(享年81)が同街道を巡り描いた水彩画100点を展示している。観覧無料。はつかいち観光協会主催。
平さんは、42歳から日本画を学び、1995年に第10回国民文化祭で日本画部門で入賞。2000年や16年の「春の院展」や02年・12年の「院展」でも入選を果たしている。ほかにも地元の阿品や阿品台にまつわる歴史や言い伝えを題材にした紙芝居なども手掛けている。
「津和野街道百絵図」は、四つ切のスケッチ画で構成。同市から島根県津和野町までの約77㎞にわたる津和野街道の景観や歴史、文化、食など幅広く題材にしている。同展では、絵画一枚一枚を展覧。「吉賀の雨乞い神事」や「石畳」、「霧の中 勝成山」、「羅漢の石仏」などさまざま並んでいる。平さんが制作過程で描いたとされるスケッチも展示している。
同協会は「市民に津和野街道の魅力を知ってもらいたい。季節柄、歩きやすい気候になってきたので、ぜひ体感する機会にしてもらえれば」と、来場を呼びかけている。
問合は、同協会☎︎ 0829-30-8021
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