湯﨑知事と廿日市市民5人が対談 県の10年後見据え考えや現在の取り組みなど話し合う
湯﨑英彦県知事と廿日市市民が対談する「湯﨑知事とひろしまの未来を語ろうin廿日市」が4月19日、山崎本社みんなのあいプラザ(同市新宮1丁目)であった。市民5人と、湯﨑知事、松本太郎市長が出席。県が目指す将来像や市民が抱く行政への要望などについて、ざっくばらんに意見を交わした。
同事業は、県が昨年10月に策定した新たなビジョンの理解を深めてもらおうと、県内の各市町村で開催。県民の活動を支える上で、各自の取り組みや考えを知る目的もある。
参加者は、公募の中から選ばれた。安村通芳さん(36)、早川幸江さん(47)、市里尚弘さん(76)、光井祐子さん(34)、大島久典さん(40)の5人で、それぞれ事業や自治会などに携わっている。
当日は、湯﨑知事が、十年後に目指す県の姿と、目標実現に向けた「安心・誇り・挑戦 ひろしまビジョン」を一通り説明。参加者からビジョンについての意見だけでなく、活動を通して行政への要望なども聞いた。
参加者は、それぞれの取り組みを交えながら、各自の考えを伝えた。参加者の1人は、自治会の役員不足など課題解決に向けた行政職員の参入や山林開発に対する災害への不安を伝えた。一方では、中山間地域におけるネットワークの拡充や市民活動の支援、子育て中の母親が活躍できる居場所づくりなどの必要性を訴える人もいた。
対談を終えた湯﨑知事は「(参加者の)まちに対する愛着を感じた。ビジョンの土台となる「安心」、「誇り」に対する強い思いを持っており、ビジョンを推進してくれそうなまちだと実感した。我々が掲げる地域共生社会に向けた意見もあり、気付きにもなった」と話している。
当日の様子は、動画配信サイト「You tube」で発信している。
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