
「Loop(ループ)」は、宮島口駅から歩いて2分ほどの場所にあるジェラート店。県内で育った野菜や果物のうち、サイズや形が理由で出荷できない“規格外”のものを使った、オリジナルジェラートを毎日8種類ほど販売しています。
素材は日替わりで、同じ味に出会えるのは1年後かも…という、旬の食材を中心としたラインナップ。今(7月初旬)は、ナスや柑橘、アスパラを使った個性豊かなフレーバーが登場中ですが、まもなく梨・ブドウ・桃など、夏の味覚へと移り変わるそうです。
どの季節に訪れても、きっと新しいおいしさに出会えるはず。お近くに立ち寄った際は、ぜひのぞいてみてくださいね。
秋頃まで提供 人気の「焼きなす」
三原市にある「阿部農園」で育った、立派な「佐伯おお長なす」をじっくり炭焼きにして、ミルクを加えてジェラートにしたのが「炭焼き焼きなすミルク」。

ナスがジェラート?と驚きながら食べたのですが、ナスの風味はハッキリ残りつつも、ミルクとの相性バッチリ、なめらかな口溶けで、しかもキャラメルのような甘さがありました。
この「焼きなすミルク」は、秋頃、ナスの収穫が終わるまで、店頭に並ぶことが多いそうです。
もうひとつは「大長せとかミルク」。大崎下島大長の「せとか」を実も皮もまるごとジャムにして使った一品。皮の食感がアクセントになっていて涼しくて美味しいアイスでした。

右の「アスパラミルク」は、三次で採れたアスパラをゆがいて、ジェラートにしたもの。苦みやえぐみはなく、アスパラの味がしっかりとありました。
一緒に頼んだのは定番の「はつかいちみるく」。さっぱりして何にでも合う、美味しいミルク味です。

日替わり8種のジェラート。それとは別に、別の味が持ち帰り用としてあることも。
フードロスの削減に

代表の石川裕利さんは15年前、三次の耕作放棄地で米作りを始めました。それを機に“規格外”という流通されない野菜や果物を知り、フードロス削減のため、賞味期限が長いジェラートとして販売することに。「規格外でも、農家さんが一生懸命作ったものだから、焼いたり蒸したりするだけでも美味しい。だからジェラートにしても美味しいんです」と話されました。
最新の営業日や、イベント出店情報は、公式インスタグラムでご確認ください。
Gelateria&Factory Loop | |
住所 | 広島県廿日市市宮島口1-3-29 |
問合せ | 0829-30-6811 |
営業時間 | 11:00〜17:00 |
休日 | 不定休 |
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