
㈱広島東洋カープは、廿日市市宮島口西の大野練習場と大野寮を移転することを1月29日、発表しました。移転先は㈱中国新聞社が運営するちゅーピーパーク内(同市大野)。最新トレーニング設備など備えた新施設「大野ファーム施設(仮称)」を整備します。事業推進のため、広島東洋カープ、中国新聞社、廿日市市が連携協定を結びました。また、ちゅーピープールは今夏の営業を最後に閉園します。
広島東洋カープは、ちゅーピーパーク内のちゅーピープールを中心とする一帯の敷地を取得予定。敷地面積は約2ヘクタールを超え、現在の練習場と寮の2倍以上の広さになります。

大野ファーム施設(仮称)では若手選手の育成はもちろん、主力選手の実力向上につながる最新の分析機器など導入します。広島東洋カープの松田元(はじめ)代表取締役社長は、ファンが練習を見学したり選手と交流できたりするスペースや、大野寮料理長のレシピを取り入れた食堂も設ける意向を示しました。2029年末に完成予定で、総事業費は土地取得費を除き約40億円以上を見込んでいます。
大野練習場は1980年、大野寮は1984年に完成。広島東洋カープでは施設の老朽化と敷地の狭さが課題になっていました。中国新聞社も所有するちゅーピープールの老朽化の問題を抱えており、廿日市市が約一年前、両者を仲介し移転計画を進めてきました。

廿日市市は、国道2号から対厳山林ヶ原線までの市道「熊ヶ浦鯛ノ浦線」を整え、大野ファーム施設(仮称)へスムーズに行けるインフラ整備を目指します。
松本市長は「大野ファーム施設(仮称)が全国のカープファンに愛されるとともに、ちゅーピーパーク全体が廿日市市のにぎわい創出の核となるよう、三者で協議を重ねていきたい」と期待を寄せていました。
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