旧広島市民球場跡地(中区基町)に3月31日(金)、「ひろしまゲートパーク」が開業します。さまざまなイベントを実施する広場「ひろしまゲートパークプラザ」と飲食や物販が入る8棟の商業施設「シミントひろしま」があり、家族や友人と遊びに来たり1人でふらっと立ち寄ったり、気軽に訪れのんびり過ごせる公園です。
市民の憩いの場となることはもちろん、国内外からの観光客にとって”広島の入り口”になるように、という思いが込められた「ひろしまゲートパーク」。園内に一歩足を踏み入れると、街中にいることを忘れさせるような開放的な空間が広がります。
北側に設けたのは「こどもひろば」。芝生の丘の形状を生かした白い滑り台や土管トンネル、ジャングルジムのような青い遊具などあり、それらを行き来しながら夢中で遊ぶ子どもたちの笑顔が見られそうです。
園内には旧広島市民球場の名残も。ホームベースとピッチャーマウンドがあった場所に記念の碑を埋めているほか、観戦席の一部もベンチとして活用します。
東側にはスケートボードができるエリアがあり、初心者でも気軽にアーバンスポーツを楽しめます。
イベントを中心にさまざまな交流を生む「ひろしまゲートパークプラザ」は年内いっぱい、ほぼ毎週末、飲食やスポーツを中心にイベントを繰り広げる予定。シミントひろしまの飲食店でテイクアウトした食事を公園でのんびり食べる「オソトごはん」というライフスタイルも提案していくそうです。
広島初出店の店舗も入る商業施設「シミントひろしま」は、16店舗(3月31日時点)が出店。コンビニエンスストア、アウトドアショップ、犬猫用品をそろえるトリミング店、ヨガスタジオ、ネコカフェ、ベーカリーショップ、レストランなどそろいます。
広島初出店の「Eggs’n Things(エッグスンシングス)」は、ハワイで誕生したブレックファーストレストラン。パンケーキやベネディクトなどボリューム感のある朝食を、昼でも夜でも楽しめるメニューで提供します。「ストロベリー、ホイップクリームとマカダミアナッツのパンケーキ」は高さ約20cmのホイップクリームがインパクト大。薄めで香ばしさのあるパンケーキにクリームを絡ませつつ、お好みでメープル、ココナッツ、グァバの3つのシロップをかけて食べます。家族や友人とシェアしても良さそうです。
三次市のベーカリーショップ「mugimugi」の姉妹店「LUCKY BAKERY(ラッキーベーカリー)」。生地に広島県産の小麦や国産米粉を使い、パンに挟むフィリングも地産地消にこだわるお店です。広島産のカキが丸々1個乗った「牡蠣グラパン」は、塩味の効いたカキとクリーミーな自家製ベシャメルソースがマッチしたぜいたくな味わい。「ヴィーガンあんバター」は、豆乳からつくった植物性バターと味の濃い粒あん、口当たりの軽いフランスパンの組み合わせ。味覚のバランスが絶妙なパンです。
淡路島産のタマネギを使ったオニオンフライが入ったハンバーガー専門店「SHIMAUMA BURGER(シマウマバーガー)」が、フードコート「SHIMINT KITCHEN」内に出店。全粒粉バンズで挟んだオニオンフライと淡路牛パティがボリューム満点。タマネギの甘みが広がり、子どもから大人まで食べやすい味付けです。ピクニック感覚で食べられる箱入りタイプ。
全長約190mの桜並木の散歩道「ピースプロムナード」からは、原爆ドームを見通せます。道の中央の舗装には、路面電車の被曝敷石を使用。夜には、階段の池の水面に原爆ドームが写り込むそうです。
ひろしまゲートパークは、NTT都市開発㈱をはじめ9社が事業に携わります。オープンを前に開かれたメディア向け内覧会で、NTT都市開発中国支店の荒木浩文副支店長は「私自身も子どものころから広島カープの応援で頻繁に訪れていた場所。広島市民の記憶を継承しつつ、新しい未来に向かっていく施設にしていきたい。イベントだけで年間100万人以上の来場を見込んでいるが、もっと多くの人に来てもらえれば」と話していました。
施設名 | HIROSHIMA GATE PARK(ひろしまゲートパーク) (Googleマップ) |
開業日 | 2023年3月31日(金) セレモニー:10:00〜 一般入場開始:12:00〜 |
公式サイト | https://gate-park.jp/ |
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