廿日市市宮島町の店舗や施設で雛人形が飾られる「宮島福よせ雛」を開催中です。女の子の健やかな成長を願うひな飾りを“卒業“した人形約1600体を使い、花見で宴会、宮島観光でお土産購入など人間の日常の一場面を表現。愛らしい表情の小さな人形たちが、春の宮島を彩っています。4月3日(月)まで。
宮島福よせ雛は、宮島町商工会女性部を中心とした福よせ雛実行委員会が主催で、今回3回目。TOTO宮島おもてなしトイレ、etto宮島交流館、大聖院のメイン会場と、島内の店や施設61ヶ所が舞台となっています。
etto宮島交流館では、人形たちが、昨年のサッカーW杯で日本中が1mmに沸いたあの決定的なシーンを再現。今年5月に予定されているG7サミットを模した「爺7サミット」も登場しています。大聖院では、空海生誕1250年を記念して雛人形が大所帯でケーキ作り。ひな壇にいるときは厳かに感じた面々が、艶やかな着物を着たまま時事ネタを演じている姿に思わず笑みがこぼれます。他にも、表参道商店街、町家通り、嚴島神社出口側の商店や飲食店などの各店が、思い思いに人形を飾っています。
宮島福よせ雛実行委員会の山村ゆう子代表は「女の子の成長を見届けた雛人形が、今度はみんなに笑顔を届ける第二の人生を歩む。人間と同じことをしている人形を見てクスッと笑ってもらえたら。この機会に宮島を巡って、知らないお店を知るきっかけにしてほしい」と、来島を待っています。
宮島福よせ雛では、手のひらサイズの福印帳を500円で販売。各所を巡って福印シールを集め、28ページ全て埋めた人にオリジナルグッズをプレゼントしています。島内5つの寺で、福印帳サイズの御朱印(志納金必要)にも対応しています。
また、「第二十三回みやじま雛めぐり」も開催中です。山村代表は「宮島には江戸時代や明治時代の古いお雛様を飾っているお店もあります。ぜひ会いにきてくださいね」と誘っています。
イベント名 | 第三回宮島福よせ雛 |
期間 | 2023年4月3日(月)まで |
場所 | 公式サイトで確認を。 |
備考 | 「第二十三回みやじま雛めぐり」同時開催中 |
主催・問合 | 宮島福よせ雛実行委員会(宮島町商工会内) ☎︎ 0829-44-2828 |
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