広島市佐伯区の学校法人鶴学園広島なぎさ中学校・高等学校の合唱部が3月30日(木)、「2023第8回ニューヨーク合唱フェスティバル」に初出演します。場所は、アメリカ・ニューヨークのコンサートホール「カーネギー・ホール」。中学1年生〜高校3年生41人が、震災復興への願いや世界平和への思いを歌声に乗せて世界へ届けます。
ニューヨーク合唱フェスティバルは、一般社団法人文化芸能国際交流機構(JAEXA)が日米親善、東日本大震災の被災地復興支援などを目的に2012年に初めて開催。日本やアメリカのグループ、在米日本人の合唱団などが演奏を通して交流し、被災地への募金活動も行いました。
4年ぶりの開催となる今回、JAEXAはニューヨーク合唱フェスティバルの趣旨にG7サミット広島の応援を追加。県内の合唱団を代表して広島なぎさ中学校・高等学校を選びました。
合唱部は当日、単独で5曲、参加者全員で2曲を演奏します。単独合唱の中には日本語をウクライナ語に訳して歌う予定の曲もあるそう。ウクライナに落ち着いた日々が早く訪れることを願って、部員みんなで練習に励んでいます。
合唱部の顧問で指揮者の縄裕次郎教諭は、世界的なホールで合唱できることを貴重な経験と捉えます。「感受性豊かな子どもたちが五感すべてを使って、世界を感じてほしい。このかけがえのない体験を人生の糧にしてほしい」と、生徒たちの成長に期待を寄せます。
大町百々恵部長(高2)は、「世界の舞台で私たちの声を届けられることがうれしい。平和への気持ちを込めて歌いたい」と、晴れ舞台に向け意気込んでいました。
イベント名 | 2023第8回ニューヨーク合唱フェスティバル |
日にち | 2023年3月29日(水)、30日(木) |
場所 | カーネギー・ホール(ニューヨーク) |
主催 | 一般社団法人文化芸能国際交流機構(JAEXA) |
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