廿日市市は大野筏津(いかなづ)地区に3月1日(水)、公共複合施設「廿日市市多世代活動交流センター フジタ スクエア まるくる大野」を開館します。老朽化と耐震性に課題のあった大野市民センター、大野体育館、大野図書館を建て替えて機能を集約し、子育て支援機能を追加。世代を超えた地域の交流・活動拠点として新たなスタートを切ります。
フジタスクエアまるくる大野の特徴は1階の「ナカニワ」。ロビーホールや芝生の広場と一体的に利用することができ、さまざまなイベント、展示会、催しが開かれる開放的な空間です。
1階には、工作室、調理実習室、地域活動室、会議室などあるほか、スポーツを楽しむアリーナや多目的フロア、建て替え前にはなかったトレーニング室を備えます。
PC・ビジネスコーナーは、検索用パソコンで調べたり、自分のパソコンを持ち込んで作業したりと、幅広い年齢層が自由に利用できます。カウンタータイプの勉強ラウンジもあります。
1階と2階のフロアに分かれたはつかいち市民大野図書館には、廿日市市初のこども図書館を設置。小学生向けの本が並び、読書を通じて親子や友だちとの交流を生みます。
静かな空間で読書や勉強ができるスタディコーナーは、席ごとに仕切り板があるので集中して過ごせそうです。
子育て機能として、子育て相談室、親子交流コーナー、プレイルーム、一時預かりサービスを整備。アスレチック型の屋内遊具をを設けたプレイルームは、天気に左右されることなく、0歳〜6歳の子どもが体を動かして遊ぶことができます。各施設・機能が子どもと保護者の居場所になり、子育てしやすい大野地域を目指します。
屋上広場のウッドデッキには、来館者の交流の場になるテーブルとベンチを設けました。青空の下、友だちとゆっくりくつろぎながら子育ての情報交換をしたりのんびり日なたぼっこしたりして、思い思いに過ごして。
共用開始に先立ち2月26日、廿日市市は開館式典を開催しました。松本太郎市長は、「子どもから高齢者まで、たくさんの人が集まりつながっていくという思いが込められた施設。ふらっと立ち寄りたくなる魅力が生まれ、多世代のコミュニケーションの拠点になれば」とコメント。2022年、廿日市市の転入超過が県内市町村で1位だったことをあげ、人口が増えているという大野地域の子育て世代の声に応えたいとしています。また、施設運営に携わる㈱フジタ(東京都)、㈱東急コミュニティー(東京都)、㈱フジ・スポーツ&フィットネス(愛媛県)、㈱ヴィアックス(東京都)、特定非営利活動法人キッズNPO(広島県廿日市市)の連携にも期待を寄せていました。
3月5日(日)10時〜16時、オープン記念として「第1回まるくるフェス」が実施されます。パンや焼き菓子、ジェラートなどの飲食店、ハンドメイドアクセサリーが出店。元プロ野球選手の天谷宗一郎さんのトークショーや、神楽、高校生バンド、キッズダンスなどがステージに登場。アロマや風船を使ったワークショップもあります。
本を読んだり体を動かしたりして一日中過ごせそうな新スポットに、家族や友だちと足を運んでみてくださいね。
施設名 | 廿日市市多世代活動交流センター フジタ スクエア まるくる大野 |
住所 | 廿日市市大野1328番地(Googleマップ) |
電話 | 総合窓口 ☎ 0829-20-4545 スポーツ施設・トレーニング室 ☎ 0829-55-3015 図書館 ☎ 0829-54-1120 大野子育て支援センター(プレイルーム・親子交流コーナー・託児室・子育て相談室) ☎ 0829-20-4866 放課後児童クラブ ☎ 0829-20-4881 |
備考 | 利用時間、利用料金、休館日等は公式サイトで確認を。 https://marukuruohno.jp/ |
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