ライター/光井 祐子
ひろしま西風新都にあるショッピングセンター「フレスポ西風新都」内に、生協ひろしまが運営する広島市公募型常設オープンスペース「こどもコーぷらざ西風新都」があります。
3歳未満の子ども、もしくは未就園児と保護者が利用でき、身体測定、歯や栄養の専門家を招いたおはなし会など多様なイベントを楽しめます。
子どもが喜ぶおもちゃ多彩に!絵本も
入室すると1番に目に入るのが、壁に装飾された大きな木の模型!家の模型と合わせて、とてもかわいい壁面に癒されます。
初めて利用する人は、年度登録料100円と当日の利用料100円を支払って利用カードを作成すると、自由に遊ぶことができます(2回目以降は利用料のみ)。
壁面の木の下は、生後4〜5ヶ月ぐらいまでの赤ちゃんをゴロンと寝かせられるマットが敷いてあります。“ねんね“をした状態で、ぶら下がったおもちゃで遊べるベビージムが用意されていたり、赤ちゃんの口のサイズよりも大きなおもちゃが置いてあったり。お座りが不安定で後ろに転倒しても、頭を強く打つことから守ってくれるマットが広く敷いてあるのはうれしいですね。
家の形をした壁面の下は、乗り物やブロックなど、1人遊びができるようになってきた子が楽しめるおもちゃが多くあります。保育士スタッフの手作りおもちゃも温かみを感じます。
部屋の隅にある絵本のスペースは、同じ室内で活発に動き回る子どもたちと距離を置き、絵本を読むことに集中できるよう工夫されています。ぜひ、親子でゆっくり絵本を読んで。
活発な子どもに人気の、室内用ジャングルジムと滑り台、そしてボールプールもあります。0歳児でもどんどんボールを投げて遊んでいました。自宅でボールプールを準備するのは大変。こうしたオープンスペースで日頃できない遊びを体験できるのは、子どもにとって良い刺激になりそうです。
常駐の保育士に育児相談も
おままごとができるスペースも。子どもを遊ばせながら、保育士さんが育児中の疑問に答えてくれたり、普段から心配になっていることなどを丁寧に聞いたりしてくれます。取材当日は2週間に1度の身体測定の日だったので、我が子の成長も母子手帳に記録できました。
オープンスペース内には授乳室が設けられているほか、おむつ交換台、大人用と子ども用のトイレが備わった一室もありました。用を足すためにわざわざオープンスペースの外に出なくていいのは、未就園児を持つ保護者としてありがたいポイントです。
受付にいる保育士スタッフは、とても親身になって話を聞いてくれるので安心感を得ることができます。ひろしま西風新都は他県から転入する人が多いエリアだそうで、この場所が保護者同士のつながりの場になっていました。
絵本の読み聞かせは毎日開催され、多くのイベントも定期的に行われています。お母さんを対象とした講座が開催されるときは、保護者から見える位置で保育士が子どもたちの遊びを見守ってくれるので、お母さん自身の息抜きにもなります。幼い子どもを連れて西風新都へ行く際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
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