廿日市市宮島町の宮島水族館みやじマリンで昨年5月に生まれたスナメリの赤ちゃんが1月19日、一般公開されました。性別はオスで、母親のコハルに寄り添い元気に泳ぐ姿を見ることができます。宮島水族館は、赤ちゃんの名前を3月5日(日)まで広く募集しています。
赤ちゃんは昨年5月3日に誕生。母親は生まれも育ちも宮島水族館のコハル、父親は共同繁殖のため鳥羽水族館(三重県)からやってきたハッチです。コハルは今回4回目の出産で、宮島水族館には赤ちゃんの姉にあたる6歳のチハルもいます。
赤ちゃんは1月18日現在、体長122cm、体重35.1kg。チハルに比べ体長は小さいですが、ふっくらとしていて健康に育っています。
一般公開の前日に、約8ヶ月間過ごした出産水槽から展示水槽に移ってきた赤ちゃん。これまで母親と2頭だけでしたが、姉も一緒に生活していきます。水槽の中では時折、コハルのお腹を頭の先で突き、おっぱいを欲しがる姿を見せていました。水族館によると、赤ちゃんが展示水槽や観覧者などに慣れてきたらハッチも加え、4頭同居できるようにすることが目標だそうです。
飼育に関わる赤木太主査は「皆さんに赤ちゃんの元気な姿を見せることができてほっとしている。赤ちゃんの性格は飼育係に水をかけたり、コハルの餌を取ったりするいたずらっ子。健康に育って、水族館のアイドルになってもらえたら」と、人気者に成長することを期待していました。
宮島水族館は一般公開を記念して、赤ちゃんの名前を館内で配布する指定の用紙で募集しています。応募要件は、3月18日(土)10時からの「スナメリ命名式」に参加できる人。募集する名前はカタカナで、応募は1人1点。郵送や電子メールでの応募は不可です。名付け親になった人には、名付け親認定証、記念品、宮島水族館入館券引換券を贈ります。赤木主査は「宮島水族館らしく、皆さんに親しんでいただけるような名前を付けて」と、多くの応募を呼び掛けています。
施設名 | 宮島水族館みやじマリン |
住所 | 廿日市市宮島町10-3(Googleマップ) |
電話 | 0829-44-2010 |
開館時間 | 9:00〜17:00(最終入館は16:00) |
休館日 | 施設整備・点検のため臨時休館日がある |
入館料 | 高校生以上1420円、小・中学生710円、幼児400円 |
ホームページ | https://miyajima-aqua.jp/ |
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