廿日市市のはつかいち文化ホールウッドワンさくらぴあ(下平良)が、文化・創造活動の環境づくりに功績のあった公立施設に贈られる「令和4年度地域創造大賞(総務大臣賞)」に選定されました。広島県内で初の受賞施設。ホールを活用した市民参加型事業や平和コンサートなど、「市民と音楽をつなぐ交流拠点」として尽力したことが評価されました。
地域創造大賞(総務大臣賞)は一般財団法人地域創造が主催。2004(平成16)年から公立文化施設の活動の活性化や美しい心豊かなふるさとづくりの推進などに寄与した施設を毎年表彰。今年は全国から5施設選ばれました。
はつかいち文化ホールは、1997年に開設。運営には、開設当時から公益財団法人廿日市市芸術文化振興事業団が業務委託を受けて従事。2006年から指定管理者として、市民オペラ・ミュージカル、ジュニア弦楽合奏団の育成、平和コンサートなどさまざまな催し・企画に取り組み、市民が音楽に親しむことのできる機会を創出してきました。イベントの中止が相次いだコロナ禍では、YouTubeを使ってプロが演奏する様子を積極的に配信しました。さくらぴあの愛称で市民に親しまれ、2019年からは施設名を「ウッドワンさくらぴあ」に変更しました。
2023年1月に東京都である表彰式で正式に受賞します。広島県内初の受賞に心が弾んだという濱本恵康館長は「スタッフみんなでやってきたことに自信がついた受賞で、モチベーションも上がった。これからも市民に喜んでもらえる機会を増やしていきたい」と、笑顔を見せていました。
また、ホールに併設するはつかいち美術ギャラリーでは2月から、施設駐車場近くの入り口から館内へ続く廊下に、地元作家の作品を4ヶ月〜半年のスパンで飾る予定だそうです。
施設名 | はつかいち文化ホールウッドワンさくらぴあ |
場所 | 廿日市市下平良1丁目11-1 |
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